TTM
ステージ | 内容 | 例 |
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1. 前熟考期(Precontemplation) | 変わるつもりはない。問題の自覚もない。 | 「脂肪肝? 別に問題ない」 |
2. 熟考期(Contemplation) | 問題は認識しているが、まだ決心がつかない。 | 「ヤバいのは分かるけど、どうすれば…」 |
3. 準備期(Preparation) | 変わろうと準備をしている。小さな行動を始めている。 | 「今度から夜食を減らそうと思う」 |
4. 行動期(Action) | 実際に生活習慣を変え始めている。 | 「野菜を食べて、ジュースをやめた」 |
5. 維持期(Maintenance) | 新しい習慣を継続し、再発防止を意識している。 | 「外食も選べるようになった」 |
6. 終了期(Termination) | もとの行動に戻る可能性がなくなった。 | 「もう甘いジュースには戻らない」 |
もちろんです。以下に、トランスセオレティカルモデル(TTM)の6ステージそれぞれに対応した声かけ例・関わり方のガイドを作成しました。分子栄養学や食事指導、ライフスタイルの変容に活用できるように調整しています。
🔁 TTM各ステージの「声かけ例」と支援スタンス
🌑 1. 前熟考期(変わる気なし/問題の否認)
💬 声かけ例:
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「今の生活、どんな感じですか?困っていることってありますか?」
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「体が重いとか、寝ても疲れが取れないとかって、感じます?」
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「最近、健康診断とか受けましたか?」
🧭 支援スタンス:
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判断や助言よりも観察・傾聴・共感。
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「問題の自覚」を促す問いが中心。
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データや他者事例で**“気づき”のヒント**をそっと渡す。
🌘 2. 熟考期(気づき始めたが、まだ動けない)
💬 声かけ例:
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「本当は変えたいと思ってる部分、ありますか?」
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「もし今のままだと、将来どんな体調になりそうだと思いますか?」
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「やるなら、何からならできそうですか?」
🧭 支援スタンス:
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「葛藤」を言語化してもらう。
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二つの選択肢(変える・変えない)のメリット・デメリットを一緒に整理。
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罪悪感を刺激せず、主体性を引き出すように。
🌗 3. 準備期(少し行動を始めたい)
💬 声かけ例:
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「できそうなことがひとつあるとしたら、何がいいと思いますか?」
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「○○を減らす、○○を足す、だったらどっちが簡単そうですか?」
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「じゃあ、一緒に1週間だけ実験してみません?」
🧭 支援スタンス:
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小さな行動目標を設定(例:毎日1回だけ野菜スープを飲む)。
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「完璧じゃなくていい」を繰り返し伝える。
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成功体験を作って自己効力感を育てる。
🌕 4. 行動期(実践中)
💬 声かけ例:
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「どうでした?できた日はどんな感じでしたか?」
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「続けるために、何か工夫したことはありますか?」
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「誰か周りの人に気づかれたり、何か言われたりしました?」
🧭 支援スタンス:
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振り返り+称賛+修正をセットで行う。
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続けられるように生活に合ったカスタマイズを支援。
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つまずきがあっても「よく気づけましたね」と前向きに返す。
🌖 5. 維持期(継続して安定)
💬 声かけ例:
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「習慣になってきましたね。以前と比べてどんな変化を感じますか?」
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「誘惑されたとき、どう乗り越えてますか?」
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「これができた自分を、どう評価してますか?」
🧭 支援スタンス:
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定着と自信の強化が中心。
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再発(リラプス)への備えも提案(例:「旅行中はどうします?」)。
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価値や意義を再確認してもらう。
🌟 6. 終了期(もう元に戻らない)
💬 声かけ例:
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「ここまで来て、何が一番の学びでしたか?」
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「もし誰かに同じことをアドバイスするとしたら、何て言いますか?」
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「他に改善したいこと、ありますか?」
🧭 支援スタンス:
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「自分の物語」として統合する手伝い。
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他のテーマへの転用や、次のステージに向けた再出発も視野に入れる。
必要なら、これをPDF化やポスター形式にして、クライアント向け・支援者向け資料としても作成できます。ご希望ありますか?