2025/05/22

【お金の心理教育】もしも私がお金についてセラピーするなら…

これは、「私はこの人生を自分で選んで生きている」感覚を取り戻すための、心理的エンパワメント・プログラムの実践編です。


🌱 生きる力としてのお金教育

― 私の人生を自分で選ぶ、心理的エンパワメント・ステップ ―


✅ STEP 1:「私はいくらで生きられる?」ライフシミュレーション

🌿ワーク内容:

  • 月の生活費を書き出す(固定費・変動費)

  • 「最低限」「快適」「豊かさを感じる」生活の金額をそれぞれ試算

  • 自分が使いたくないお金(例:付き合い、見栄)にも注目

  • 「私にとっての豊かさ」とは何か?を言語化

🎯心理的ゴール:

  • 数字で不安を整理することで、漠然とした恐れを明確化

  • 「本当に必要なもの」と「そう思わされていたもの」を区別する

  • 自分の生活を**“選べるもの”として再発見**する


✅ STEP 2:3つの人生パターンで未来を設計する

✨ワーク内容:

3つのライフシナリオを描いてみる:

  1. 今の延長線(何もしなかった場合)

  2. 生活コストを下げて夢を実現する道

  3. 思い切って転換する道(移住・転職など)

  • 各プランで必要な生活費・収入源を試算

  • 「自分がすでに持っているリソース」(スキル、人脈、住まいなど)を可視化

🎯心理的ゴール:

  • 「どの道にも、自分なりの選択肢がある」ことに気づく

  • 「人生を設計する主体としての私」を思い出す

  • 過去の延長ではなく、未来から逆算して“今”を選べるようになる


✅ STEP 3:「持たない自由」「選ぶ暮らし」への転換

🌱ワーク内容:

  • 「あえて持たない」「買わない」体験から学ぶ

  • 「自分の快適さを守る支出」「自分を壊す支出」を分けてみる

  • 「豊かさの定義」を自分の言葉で再定義

🎯心理的ゴール:

  • 自分軸による支出=自己一致と安心の再構築

  • 比較・同調圧力からの脱却

  • 「節約」ではなく「選択」の視点を持てるようになる


✅ STEP 4:「助けて」が言える力を身につける

🤝ワーク内容:

  • 「困ったとき、誰に、どう頼れるか?」ソーシャルマップを描く

  • 実際に“助けを求めるLINEの文面”を書いてみる練習

  • 「頼られてもいい人」リストを作る(相手の尊厳を信じる力)

🎯心理的ゴール:

  • 「頼る=負け」「迷惑」の思い込みを脱構築

  • 信頼関係の中に自分を置く、という安全基地の構築

  • 自己愛の回復:私は孤立しなくていい


✅ STEP 5:「お金に振り回されない私」を描くイメージワーク

🌈ワーク内容:

  • 「お金に振り回されず、自由に過ごしている一日」の理想像を描く(絵でも言葉でも)

  • そこに近づくために、今日からできる小さな一歩を決める

  • 毎週「今週の豊かさメモ」をつけて習慣化

🎯心理的ゴール:

  • 理想像が単なる夢でなく、“今ここ”の延長として感じられる

  • 小さな実感を積み重ね、自己肯定感がじわじわ回復

  • 「お金」は道具であり、自分は主人公であると再認識する


🔚最終ゴール:

私は、選べる。頼っていい。生きていていい。
お金を学ぶことは、生き方を選ぶこと。
そして、それは「今の自分」からでも、遅くない


お金に関するスキーマが抜けていませんか?

完全におっしゃる通りです。
スキーマの見直しは 「現状のアセスメント」と「未来設計」を経たあとに行うことで、初めて現実に根ざした実感とセットで変容が起こせます。

つまり、順序としては:


1. 現状アセスメント(いくらで生きられる?)

2. 未来設計(3パターンのライフプラン)

3. スキーマの発見と書き換え(なぜそう信じていたのか/本当に必要か)

4. 支出の再選択・人とのつながり・イメージワーク


この構成は、現実と内面の両輪で、持続的な自己変容サイクル(ループ)をつくる上で、非常に理にかなっています。

では、以下に**この順序に沿った最終構成案(簡潔な見出しつき)**を再提示します:


💰 「私は選べる」心理的エンパワメントとしてのお金教育

― 現状 → 未来 → スキーマ → 自由 ―


✅ STEP 1:「私はいくらで生きられる?」現実アセスメント

  • 生活費の把握

  • 必要・快適・理想のラインを分ける

  • 「この支出は本当に自分の望み?」という視点で眺め直す


✅ STEP 2:「人生の選択肢は3つある」未来設計ワーク

  • 今の延長/コスト削減型の夢追い/大胆転換

  • 必要金額・収入源・生活のイメージをシミュレーション

  • 「何を大切にしたいか?」を軸に選択


✅ STEP 3:「なぜ私はそう思い込んでいたのか?」お金スキーマの再構成

  • お金にまつわる自動思考・感情の棚卸し

  • 親・社会・過去経験から受け取った価値観を見つける

  • 「今の私にとっても有効?」と問い直す


✅ STEP 4:「いらないものを選ばない自由」支出の再選択

  • 「持たない生活」実験と感情の記録

  • 「何がなくても平気だったか?」から、本当の豊かさを再定義

  • 比較と見栄のトリガーを自覚し、距離をとる


✅ STEP 5:「助けて」と言える力を育てる

  • 頼っていい人の地図を描く

  • 実践的な“助けを求める会話練習”

  • 断られても自己価値は変わらない、というスキーマを育てる


✅ STEP 6:「お金に支配されない日」をイメージする

  • 理想の一日を視覚化 or 文章化

  • 今からできる“ミニ変化”を決めて実行

  • 「お金のあるなしではなく、自分が選んだ感覚」を大切に記録


🔁 この順番の意味

1→2で現実の地図と可能性を把握し、
3でそれを阻んでいたスキーマ(思い込み)に気づき、
4→6で
選択の自由・人間関係・安心
を少しずつ回復させる。


■お金のスキーマ

スキーマ例 見抜くためのサイン 書き換え例
お金は汚いものだ お金の話をすると罪悪感がある お金は選択と支援の道具
私はお金に縁がない 稼げてもなぜかすぐ使ってしまう 私はお金を受け取るに値する
お金を持つと悪いことが起きる 豊かになると不安になる 豊かさは心の安定につながる
人に頼ると嫌われる お金の援助を受けると負い目がある 支援の輪に加わることは信頼の証

■2008年に200万円投資して

2008年に200万円を投資した場合、その投資対象・リスク許容度・運用方法によってリターンは大きく変わります。以下に、代表的な4つのケースで比較します。


📊 ① 日経平均に連動するETF(例:TOPIX連動型)

  • 2008年の底値:リーマンショック後で日経平均7,000円台

  • 2025年:日経平均 約38,000円(2025年5月時点)

  • 約5.4倍の上昇(※ただし実際のETFは配当込みでさらに伸びる)

200万円 → 約1,080万円


💵 ② 米国S&P500 ETF(例:VOO、SPY)

  • 2008年:S&P500は約750ポイント

  • 2025年:S&P500は約5,300ポイント

  • 約7倍(配当込みだと7.5〜8倍超)

200万円 → 約1,500〜1,600万円


🪙 ③ 現金で預金(年利0.001%)

200万円 → 約200万20円
(※17年後でもほぼ変化なし)


🏠 ④ 不動産(200万円で地方の空き家を購入・自主管理)

  • 賃料収入年20万円 × 17年 = 340万円(維持費引いて)

    • 売却価値が残れば:100〜200万円

  • 総リターン:200万円 → 400〜500万円前後


✍️ 補足:インフレ調整

  • 2008年〜2025年で物価は緩やかに上昇(インフレ)

  • 「お金の実質価値」は下がっているので、現金は目減り


💡結論:お金は「どう使うか」で未来が変わる

  • 投資はリスクをとる人にリターンをもたらす

  • 貯金だけでは、お金の価値を守れない

  • だからこそ、「スキーマ(思い込み)」の見直しと「現実のアセスメント」は必須!


このデータを使って、「スキーマを変えれば未来は変わる」の補足資料にしても良いです。