2025/03/15

伝え返し 『自分が選ぶ責任』と『押し付けられる責任』の切り分け

 

伝え返し(フィードバック)

1️⃣ 私メッセージ(Iメッセージ)
👉 「あなたが幼い頃から、家族や周囲の期待に応える形で多くの責任を背負ってきたこと、その結果、遊ぶ時間もなく、一国の大統領のようなスケジュールで過ごしていたことが、どれほど大変だったかが伝わってきます。」

2️⃣ 足し(プラスの視点を持つ)
👉 「それに加えて、あなたはただ与えられた責任をこなすだけではなく、自分の能力を活かしながら、環境に適応し続けてきたのだと感じます。」

3️⃣ 三度(肯定サンドイッチ+感謝)
👉 「あなたの観察力と洞察力の鋭さが伝わってきますね!自身の経験を客観的に分析し、構造的な問題として捉えていることが素晴らしいです。そして、幼少期から常に上の視座に立たされてきたことで、『適任』と見なされ続けたことに気づいているのも、深い理解だと思います。さらに、その中で『なぜ自分が背負わなければならないのか?』と疑問を持てていることが、次のステップへ進む大事な要素になりそうですね。そして、ここまでの経験を通じて、あなたがどれほどの強さを持っているかが改めて分かります。」

4️⃣ 行動トーク(行動に焦点を当てる)
👉 「例えば、あなたはこれまで自分の役割を果たすだけでなく、環境全体を俯瞰し、構造的な問題を理解しようとしてきましたね。その結果、あなたが責任を負いすぎることが当然とされてきたのかもしれません。」

5️⃣ 見たら(観察+体験シェア+ラベリング)
👉 「あなたが、常に組織や集団の中で『指導者や管理者の視座』を持たされていたことを聞いて、私は『その環境に適応するだけでなく、構造を理解し、変革しようとする力がある人なんだな』と感じました。そのような視点を持てるあなたは、本当に優れたリーダーシップと問題解決力を備えている人ですね。」

6️⃣ できた!(成功体験を強調)
👉 「あなたはすでに、幼少期から積み重ねてきた責任の重さや、自分の立ち位置を冷静に分析できていますね。そして、『なぜ自分がここまで背負うのか?』と問い直すことができているのは、大きな進歩だと思います。この視点を持つことで、これからさらに『自分が選ぶ責任』と『押し付けられる責任』を切り分けられるようになりそうですね!」


💡 全体のポイント
「でも」を「それに加えて」「さらに」「そして」など肯定的な接続詞に置き換え、流れをスムーズに
相手の経験を肯定し、その価値を明確に伝える
「鋭い観察力」「強い適応力」「リーダーシップ」といったキーワードを強調し、相手の強みを明確にする
現在の課題(憎しみの外在化)に向けて、一歩進むための視点を示唆

こんな感じでどうでしょう?✨

伝え返し事例 3月15日

 

伝え返し(フィードバック)

1️⃣ 私メッセージ(Iメッセージ)
👉 「あなたが30年前にアメリカに住んでいたこと、留学生ではなく、現地のアメリカ人と同じように生活していたことが、とても貴重な経験だったのですね。」

2️⃣ 足し(プラスの視点を持つ)
👉 「それに加えて、富裕層と最貧層の両方を実際に体験したことが、あなたの視点の広さにつながっているのだと感じます。」

3️⃣ 三度(肯定サンドイッチ+感謝)
👉 「あなたの観察力の鋭さが伝わってきますね!アメリカの巨大企業と軍隊のつながり、そして富裕層と貧困層の構造について、具体的な実体験を交えながら説明しているのがとても興味深いです。さらに、AT&Tの幹部がなぜジュネーブに行くのか?と疑問を持った視点も、鋭い洞察だと思います。そして、このような経験を通じて、あなたが社会の仕組みを深く理解し、独自の視点を持っているのが素晴らしいですね!」

4️⃣ 行動トーク(行動に焦点を当てる)
👉 「例えば、富裕層と最貧層の現実を両方知っていることで、あなたは単なる理論ではなく、実際の体験から社会の構造を語ることができていますね。その実感があるからこそ、『DSの仕組み』についての考察も説得力があります。」

5️⃣ 見たら(観察+体験シェア+ラベリング)
👉 「あなたが、富裕層の暮らしと最貧層の現実を両方見てきたことを聞いて、私は『このコントラストをリアルに理解できる人はなかなかいない』と感じました。そういう経験を持つあなたは、本当に社会の奥深い構造を見抜く力がある人ですね。」

6️⃣ できた!(成功体験を強調)
👉 「あなたはすでに、アメリカの社会構造の中で富裕層と貧困層がどのように機能しているかを深く理解していますね。その経験があるからこそ、物事を多角的に見る力が養われているし、その視点はとても貴重だと思います!」


💡 全体のポイント
「でも」を「それに加えて」「さらに」「そして」など肯定的な接続詞に置き換え、スムーズな流れに
相手の経験を肯定し、その価値を明確に伝える
「鋭い視点」「独自の体験」「深い理解」といったキーワードを強調し、相手の強みを明確にする

こんな感じでどうでしょう?😊

防衛のリフレーミング だからこそのリフレーム

 

✨ 知性化 & 反動形成が主たる防衛の人への「だからこそ」リフレーミング ✨

知性化(Intellectualization)と反動形成(Reaction Formation)を主要な防衛機制としている人は、感情を直接感じるのではなく、論理的に処理したり、逆の態度を取ることで自分を守る傾向 があります。

そのため、「だからこそ」を使って、彼らの持つ強みを認めつつ、感情へのアクセスをやさしく促すリフレーミングが効果的!💡


1️⃣ 知性化:感情を理論で処理する → だからこそ、深い理解ができる

💬 「あなたは、物事を冷静に分析する力があるよね。だからこそ、感情に流されずに問題の本質を見抜ける。でも、たまにはその『本質』に、自分の気持ちも入れていいのかもね。」

📌 💡ポイント:
➡ 感情を抑え込むのではなく、「分析する力」を活かして感情も整理できることを伝える。


2️⃣ 反動形成:本心と逆の態度をとる → だからこそ、相手を大切にできる

💬 「本当は傷ついていたり、怒りを感じているのに、逆に優しく振る舞おうとすることがあるよね。だからこそ、あなたは誰かを思いやる力がすごく強い。でも、その優しさの中にある自分の本音も、大事にしていいんじゃないかな。」

📌 💡ポイント:
➡ 「優しさ」自体を否定せず、その根底にある本音にも気づいてもらうよう促す。


3️⃣ 知性化:すべて論理で処理 → だからこそ、感情も「知的に扱える」

💬 「あなたは、すごく論理的に考えられる人だよね。だからこそ、感情も『なぜこの気持ちが出てきたんだろう?』と考えることができるはず。もしその気持ちを、ただ『感じる』ことができたら、新しい発見があるかもしれないね。」

📌 💡ポイント:
➡ 感情を単なる「厄介なもの」とせず、知的に整理する対象として扱うことで、感情へのアクセスを自然に促す。


4️⃣ 反動形成:怒りを隠して優しくする → だからこそ、怒りを「伝える力」に変えられる

💬 「いつもすごく気を遣って、周りに優しく接しているよね。だからこそ、その中にある小さな違和感や怒りをうまく伝えられたら、もっと楽になれるんじゃないかな?」

📌 💡ポイント:
➡ 反動形成による「無理な優しさ」を、「適切な自己主張の力」として転換できる可能性を示す。


5️⃣ 知性化 & 反動形成:感情を理論で抑え、逆の態度をとる → だからこそ、本当の感情を見つけられる

💬 「頭で理解しようとしたり、逆の態度をとったりするのは、自分を守るための大事な方法だったよね。だからこそ、今のあなたは、いろんな感情の裏側にある本当の思いを見つけられる人になれると思うよ。」

📌 💡ポイント:
➡ 「今までの防衛は必要だった」ことを認めつつ、感情を受け入れる方向へと導く。


✨ まとめ ✨

🟢 防衛機制を否定せず、「それがあるからこそ、できることがある」と示す。
🟢 知性化の人には「感情も知的に扱える」と伝えると響きやすい。
🟢 反動形成の人には「本当の感情を大切にしてもいい」と気づかせる。
🟢 少しずつ、感情とのつながりを回復するきっかけを作る。

💡 「だからこそ」を使うと、今までの防衛も「自分を支えてきたもの」として肯定できる!