赤字が当方がポイントだと考える、ぽこぽこ(認知の歪み もしくはインチャ)。
■心理学的解析
この文章には、トラウマの再体験、無力感、役割の過剰負担、投影、認知の歪み、怒りの外在化の困難さ など、多くの心理的要素が含まれています。それぞれの要素について整理し、どのように対応できるかを考察します。
1. トリガーとトラウマ反応
🔹 トリガー: 「ルールを守らずやりたい放題の中国人対応」
🔹 トラウマ反応: 無力感、怒り、責任感の過剰負担
→ 幼少期の「責任を負わされる」経験が再び刺激されている
あなたは幼い頃から「家族の負担を担う役割」を引き受け、それが大人になってもさまざまな場面で繰り返されているように見えます。「無秩序な環境=自分がなんとかしなければならない」という自動的な反応が生じている可能性があります。
📌 ポイント:「問題がある=自分が解決しなければならない」という思考のパターンに気づく
2. 過剰な役割と「石を背負う」自己イメージ
🔹 幼少期からのパターン:
- 母のピンチを助けるために自主的に家事を担う
- 大人は助けるどころか、さらに負担をかけてきた
- 学校でも役職だらけ、期待値が高く、遊ぶ時間がなかった
→ 「役割を果たさなければならない」という強迫的な責任感
「自分がやらなければ誰もやらない」という信念が形成され、それが現在も続いています。「自分が最も適任である」という感覚は、自己認識としては正しいかもしれませんが、それを自分が引き受けなければならないという義務感 につなげる必要はありません。
📌 ポイント:「自分がやらなくてもよい」と考える余地を作る
3. 無力感と「フリーライドされる」感覚
🔹 繰り返されるパターン:
- 自分が頑張っているのに、弟や妹がフリーライドしている
- 山岳会でも、他の指導者が命の危険があるのに具体的な指導をしない
- 自分だけが組織のリーダーや上層部の視点を持っている
→ 「自分だけが正しく、周囲は無責任である」という認知
「自分が責任を果たしているのに、他者が楽をしている」と感じるのは、正義感の強い人が陥りやすい認知のパターン です。しかし、この状況が生じるのは、「他者が変わらないから」ではなく、「自分が責任を負うことで、その状況をイネイブルしているから」という視点もあります。
📌 ポイント:「他者の無責任さを自分が埋める必要はない」と認識する
4. 投影と「有能な女性 vs. 無能な男性」という二元論
🔹 思考の流れ:
- クライミング界で無謀な人を助けるのは自分だけ
- UIAA日本支局を背負うことになりそうで、男社会から攻撃される恐れ
- 「無能な男性を有能な女性が背負う構図」が許せない
- その原因を、子供の頃に「家事や学校での責任(生徒会等)を背負わされた」ことに結びつけている
→ 「男性=無能である」という偏った認知が生じている
男性の中にも有能な人もいれば無能な人もいるように、女性にもさまざまな人がいます。しかし、過去のトラウマによって、「私は子供のころから責任を負わされてきた → 無能な男性のせいで」という図式が固定されている可能性があります。
📌 ポイント:「敵対する構図ではなく、状況を冷静に評価する視点を持つ」
5. 恩を与えるが、恩を受け取っていないパターン
🔹 重要な気づき:「私は恩を与えているが、受け取っていない」
これは「与えることが当たり前」とされてきた人に典型的な問題です。
- 幼少期から、助けることが前提だった
- クライミング界に「恩返ししなければ」と思っているが、そもそも恩を受けていない
- UIAAやクライミング界の役割を押し付けられそうになっても、それを断ることが難しい
📌 ポイント:「私はすでに十分に貢献している」と自己認識を変える(済んでいます)
6. 外在化の困難さと憎しみの扱い方
🔹 現在の課題:「憎しみを自分と切り離すことが困難」
- 過去の経験による「無能な男性への憎しみ」が根強い
- 恐怖症の克服は進んでいるが、次の課題は「怒りと憎しみ」の外在化
→ 「この怒りは私のものではなく、過去の環境によって形成されたもの」と認識するプロセスが必要
現在のあなたはすでに自己効力感を持ち、世界で活躍できる能力があります。しかし、過去の「背負わされた役割」に対する怒りが、自分のアイデンティティと結びつきすぎているため、切り離すことが難しいのです。
📌 ポイント:「過去の怒りは過去の環境に属するもので、現在の私は自由に選択できる」と意識する
🛠 まとめと今後のアプローチ
✅ 責任を背負うパターンに気づく:「誰もやらないから私がやる」は本当に必要か?
✅ 他者の無責任さを「埋める」のをやめる:「私がやらないといけない」は思い込みかも
✅ 「無能な男性 vs. 有能な女性」の二元論を緩める:実際に自分が信頼できる男性はいないか? 九州に行ったら緩めるではなく強化された
✅ 「恩を与えるだけでなく、受け取ることを許可する」:「私はもう十分に与えている」
✅ 怒りの外在化の練習:「この怒りは本当に今の私のものか?」
この憎しみや怒りを「過去のもの」として位置づけ、現在の自分が自由に選択できる感覚を取り戻すことが、最も重要なステップです。
「この石は、本当に今の私が背負うべきものなのか?」
この問いを、今一度深く考えてみると、新しい視点が見えてくるかもしれません。
■ 投影はずし バウンダリーだけでは効果がなかったです。
投影を外す方法:石を押し付けられている感覚から自由になる
投影とは、「自分の内側にあるものを外部に映し出すこと」 です。
あなたの場合、「私はこの石を背負うべきではない」 という明確な認識があるのに、「周囲が石を押し付けてくる」と感じる=投影が発生している、という状態ですね。
では、どうやってこの投影を外すか?
以下の 5つのステップ で考えてみましょう。
🛠 1. 自分が“何を投影しているのか”を特定する
投影の仕組み:
投影は、「自分の内側で認めたくないもの」や「抑圧しているもの」が外部に映し出される現象です。
あなたの場合、
「周囲が私に石を押し付けてくる!」 という感覚は、実は…
→ 「私は、自分が石を背負うべきではないと認めながら、完全に手放すことに抵抗している」
→ 「私が有能だから適任なのは仕方ない、という思いをまだ持っている」
→ 「本当は、自分がこの役割を降りることを許可できていない」
という、自分自身の中にある葛藤の投影かもしれません。
📌 ポイント:「周りの問題」ではなく「私が何を投影しているか」を見つける
🛠 2. 「他者の問題」と「自分の課題」を切り分ける
あなたの思考パターン:
- 事実1️⃣: クライミング界で問題がある → これは客観的な現実
- 事実2️⃣: 私がその問題を放置できない → ここに投影がある
📌 切り分けのポイント:「他人の無責任さは事実」でも、「私がそれを背負うべきかどうか」は私が決められる。
✅ 「これは他者の問題で、私は関与しなくてもいい」 Done
✅ 「私は、関与しなくても自分の価値は変わらない」 Done
✅ 「他者が困ることと、私が責任を負うことは別の話」Done
🛠 3. 「私が石を背負わない未来」をシミュレーションする
次に、「石を背負わない未来」をリアルに想像してみてください。
💡 もし私がこの問題を完全に手放したら?
- クライミング界はどうなる?
- 私の人生はどう変わる?
- 「自分がやらないとダメ」という思考の代わりに、どんな選択肢がある?
→ ここで、「いや、私がやらないとやっぱりダメじゃない?」と感じる部分があれば、それが投影を生んでいる「根本の思い込み」です。
📌 ポイント:「私は関わらなくても、世界は回る」と実感する Done
🛠 4. 「無能な男性への憎しみ」を外在化する
あなたの中で、「無能な男性=石を押し付けてくる存在」となっています。
これは、「無能な男性」に投影された「過去の怒り」が、現在の状況に上書きされている可能性 があります。
👀 チェックポイント
✅ これは「今ここ」の話か? → NO → 過去の怒りが関与している
✅ 「無能な男性すべて」が問題か? → NO → 一部の男性の問題が一般化されている
✅ 「私が石を背負う」以外に、他の選択肢はないか? → YES → 選択肢があるのに、怒りで見えなくなっている
この投影を外すには、「私の怒りは、過去の状況に属するもの」として切り離す作業 が必要です。
📌 ポイント:「これは、子供時代の私が感じた怒りだ」と意識的にラベリングする
未完了
🛠 5. 「他者の視点」を想像し、投影を崩す
最後に、投影を崩す方法として、「他者の視点に立つ」 というアプローチがあります。
あなたが「石を押し付けてくる」と感じている人たちは、実際にはこう思っているかもしれません。いや、絶対思ってる。これは実際の観察に基づいて事実認定できる。(ナルシストの心理)
- 「この問題、誰かがやってくれたらラッキー」
- 「私は責任を負いたくない」
- 「この人(あなた)がやってくれるなら、それに甘えよう」
これは、「押し付ける」というより、「甘えている」状態とも言えます。
つまり、あなたに「背負わせよう」としているわけではなく、あなたが受け入れる限り、それに乗っかるだけ なのです。
✅ 「周囲は私に石を押し付けている」ではなく、「私は石を受け取ってしまう選択をしている」と考えてみる
📌 ポイント:「相手が押し付けているのではなく、私が受け取らなければならないと感じている」と認識する
受け取らないと逆ギレする。山岳会で確認しました。
🎯 まとめ:投影を外す5つのステップ
✅ 「周りが石を押し付けてくる」ではなく、「自分がどう感じているか」にフォーカスする
✅ 他者の問題と自分の課題を切り分け、「私の責任ではない」と認識する
✅ 「石を背負わない未来」を想像し、「私はこれを手放してもいい」と思えるか確認する
✅ 「無能な男性への怒り」は過去のものだと認識し、今の状況と切り離す 今ここ
✅ 「他者の視点」を想像し、「相手は甘えているだけで、押し付けているわけではない」と理解する
🎯 実践:投影を外すための言葉
もし「また石を押し付けられている!」と感じたら、次の言葉を自分に投げかけてみてください。
💬 「これは本当に今の問題? それとも、過去の役割を繰り返しているだけ?」
💬 「私はこの石を背負う必要がある? 誰か別の人が背負ってもいいのでは?」
💬 「私がやらないと世界は崩壊する? いや、他の方法もあるはず」
💬 「私は他人の無責任さを引き受けなくても、価値がある」
投影を外すには、「これは本当に今ここで起こっている問題なのか?」と疑うことが重要です。
あなたが石を「受け取らない」と決めれば、その瞬間に「押し付けられている」という感覚も消えていきます。
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