2025/01/09

【ガスライティング】ガスライティングに対抗する

■ クライミングで作られた傷

以下が私が持っているビリーフに近いと思います。これは、古傷ではなく、新しい傷です。クライミングで作られた傷。

ナルシストは、ガスライティング(むしろ、お前が悪い=逆ギレ)をして、逆に被害者をコントロールしようとしてきます。 

いわゆる、”軒先貸して母屋取られる”です。親切にしたことが原因で、ひどい目にあう羽目になります。

ナルシスト本人は困っていないので、いつまでたっても自覚が起きないことが多いです。

■ ガスライティングが作るビリーフ一覧

健全な自己主張をしたにもかかわらず、「自己中心的だ」と非難される経験が、個人に与える影響は深刻です。このような経験は、以下のようなビリーフ(信念)を形成する可能性があります。


1. 自己表現の恐れ

  • ビリーフ: 「自分の気持ちや欲求を表現すると、他人に迷惑をかけてしまう」
  • 形成される背景: 健全な範囲で自分の意見や希望を伝えたのに、「利己的だ」と非難されると、自己表現自体を避けるようになる。
  • 結果: 他人の期待やニーズを優先しすぎることで、自己犠牲的な行動をとるようになる。

2. 自分の価値に対する疑念

  • ビリーフ: 「自分が幸せや成功を追求することは、他人を不快にさせる」
  • 形成される背景: 自己愛的な行動が批判されると、自分が何かを欲することやそれを行動に移すこと自体が「間違い」だと感じる。
  • 結果: 幸せや成功を自分から遠ざける自己妨害的な行動を取る。

3. 他者からの評価依存

  • ビリーフ: 「自分の行動は他人の評価によってしか価値を持たない」
  • 形成される背景: 自分の健全な行動が他者に否定されることで、自分の基準での判断が揺らぎ、他人の意見に過度に依存するようになる。
  • 結果: 他者の評価を過剰に気にするあまり、自己表現や欲求を抑え込む。

4. 自己肯定感の低下

  • ビリーフ: 「私のやり方ではうまくいかない。自分が間違っているのかもしれない」
  • 形成される背景: 健全な行動を取ったにもかかわらず否定されることで、「自分の考えや行動は正当ではない」と思い込む。
  • 結果: 自信を失い、主体性を持って行動することが困難になる。

5. 他者への恐れと距離

  • ビリーフ: 「他人は私を傷つける存在だ。距離を取った方が安全だ」
  • 形成される背景: 批判された経験から、他者との関わりそのものに警戒心を抱くようになる。
  • 結果: 対人関係で壁を作り、孤立を深める。

6. 調和のための自己抑圧

  • ビリーフ: 「自分が我慢すれば場の雰囲気が壊れない」
  • 形成される背景: 健全な自己愛が他者に否定されたことで、自己主張が「場の和を乱す行為」と感じるようになる。
  • 結果: 自己犠牲的で他人に依存された関係を作りやすくなる。

これらのビリーフが作る行動パターン

  1. 自己否定的な言動: 「私は大したことない」「私がやらなくてもいい」と言いがちになる。
  2. 過剰な迎合: 他人の意見に反論せず、常に同調する。
  3. 欲求の抑圧: 自分の希望や願望を表明することを避ける。
  4. 感情の麻痺: 嫌なことや不満を感じないふりをする。
  5. 対人回避: 人との関わりを減らし、孤立する。

ビリーフを克服するためのアプローチ

  • 批判を切り分ける練習: 自分の行動が本当に自己中心的か、批判が他者の偏見や期待に基づいているのかを分けて考える。
  • 健全な境界線の設定: 自分のニーズを守りながら、他者の意見も尊重するバランスを学ぶ。
  • 自己愛の正当化: 「私が自分を大切にすることは他人を傷つけることではない」と再確認する。
  • 肯定的フィードバックを増やす: 自己愛的な行動を取った際に、自分や信頼できる人から肯定的な意見を得る。
  • 批判に対する耐性をつける: 他者からの批判を受けても、自分の価値が揺らがないようにする練習を重ねる。

これらのビリーフが修正されることで、健全な自己愛を取り戻し、自信を持って自己表現ができるようになります。

■ 自己表現に対する恐れに対するセラピープラン

自己表現の恐れがある人の根本的な改善プラン

自己表現の恐れは、多くの場合、過去の否定的な経験や形成されたビリーフに根ざしています。改善のためには、自己理解、環境整備、スキル開発、反復練習の4つの柱に基づいた計画が必要です。


1. 自己理解を深める

目的: 恐れの原因や根本的なビリーフを明確にし、感情を整理する。

具体的なアプローチ

  1. 恐れの振り返り:

    • 質問例: 「なぜ自己表現することが怖いと感じるのか?」「どのような状況で特に恐れを感じるのか?」
    • 方法: 過去の体験を書き出す。特に否定的なフィードバックを受けた場面や、自己表現が拒否された経験を振り返る。
  2. ビリーフの特定:

    • 例: 「自分の意見を言うと人に嫌われる」「失敗すると価値がないと思われる」
    • 方法: 心理療法士やカウンセラーと一緒に、否定的な思考や信念を掘り下げる。
  3. 感情の可視化:

    • 恐れを感じたときの身体的・感情的な反応(緊張、汗、心拍数の増加)を記録する。
    • 恐怖をラベリング(例:「緊張している」「拒絶が怖い」)することで客観視する。

2. 環境を整える

目的: 安全で自己表現が可能な環境を構築し、恐れを軽減する。

具体的なアプローチ

  1. 信頼できる人間関係を築く:

    • 小規模な、心理的安全性が確保されたグループで練習を始める。
    • 例: サポートグループや、共通の趣味を持つ人々との交流。
  2. 批判の少ない場を選ぶ:

    • オープンな意見交換が可能な環境で練習する。
    • 例: 自己表現を促進するワークショップや練習のためのオンラインフォーラム。
  3. ポジティブなフィードバックを得る機会を増やす:

    • 信頼できる人に、「どう感じたか」をフィードバックしてもらうよう依頼する。

3. スキルを開発する

目的: 自己表現に必要な具体的スキルを学び、自信を持てるようにする。

具体的なアプローチ

  1. アサーション・トレーニング:

    • 自己主張の基本スキルを学ぶ。
    • 例: 「私メッセージ」を使う(例:「私はこう思います」「こう感じます」)。
  2. 非言語的スキルの強化:

    • 表情や声のトーン、姿勢を使った表現力を磨く。
    • 方法: 鏡の前で練習する、または自己表現のロールプレイを行う。
  3. 自己表現の練習:

    • 小さな場面(カフェで注文をはっきり伝える、意見を短く述べる)から始め、徐々に難易度を上げていく。

4. 反復練習と改善

目的: 安全な環境で経験を積み、自己表現の恐れを減少させる。

具体的なアプローチ

  1. 段階的な挑戦:

    • 恐れを感じる場面を段階的に増やし、成功体験を積む。
    • 例: 家族 → 友人 → 職場 → 公の場の順で練習。
  2. 自己表現の記録:

    • どのように表現し、どんな反応が得られたかを記録。
    • 例: 「今日のプレゼンで自分の意見を言えた。反応は良かった。」
  3. フィードバックの活用:

    • 自己表現後、信頼できる相手から建設的なフィードバックを受ける。
    • 例: 「意見がはっきりしていて分かりやすかったけど、もう少し短くするとさらに良いかも。」
  4. 失敗の再解釈:

    • 失敗を学びの機会と捉える練習をする。
    • 例: 「うまく伝わらなかったけど、自分の考えを表現できたことは成長の証だ。」

5. 認知行動療法(CBT)の活用

目的: 否定的な思考をポジティブなものに置き換える。

具体的なアプローチ

  1. 思考の書き換え:

    • ネガティブな思考(例:「どうせ失敗する」)をポジティブなもの(例:「たとえ失敗しても学べる」)に変える練習をする。
  2. エビデンスの確認:

    • 「私は自己中心的だ」と感じた場合、その証拠と反証を探す。
    • 例: 証拠→「一度非難された」、反証→「多くの人は私を支持している」。
  3. 自己評価システムの構築:

    • 他人の評価ではなく、自分の基準で成功や成長を判断する。

6. マインドフルネスとリラクゼーション

目的: 恐れに伴うストレスを軽減し、感情をコントロールする。

具体的なアプローチ

  1. 呼吸法の練習:

    • 恐怖を感じたとき、深呼吸を数回行い、落ち着く習慣をつける。
  2. 瞑想と自己肯定感の強化:

    • 瞑想を通じて現在に集中し、「私は私でいて良い」という自己肯定感を高める。
  3. ポジティブな自己暗示:

    • 「私は自分を表現する権利がある」「表現することで周囲と良い関係を築ける」といった肯定的なフレーズを繰り返す。

進捗の評価

  1. 目標の設定と達成確認:
    • 例: 「今週、3回は自己表現を意識して行う」といった具体的な目標を立てる。
  2. 成功体験の振り返り:
    • 例: 「今日は同僚に意見を言えた。恐れは感じたが結果的に良い反応をもらえた」。

このプランを実行することで、自己表現の恐れが徐々に軽減し、自分の意見や感情を適切に伝える力が身につきます。また、健全な自己愛と自信が構築され、対人関係や自己成長においてもポジティブな影響を与えるでしょう。

【禁止令】 自分のことで欲しがるな

  ■ 最近の出会い

最近、本来Aさんに正当性がない利益を、BさんがAさんに回そう回そうとするので、なんでだろうか…と思う事例が、起きました。

その方の持っている禁止令は、「自分のことで欲しがるな」ではないか?と思いました。

違う可能性もあります。

例えば、BさんがAさんを愛していて、Aさんのために、経済的利益を誘導したいと思っている、など…。

そこは本人に聞いてみないと分からないのですが、良いカウンセリング事例になると思ったので、治療計画を策定してみました。私ではなく、ChatGPT様です。

■ プロンプト

ーーーーーーーーーー

あなたは精神科医です。次の禁止令を持っている人について、セラピーのプランを発案してください。「自分のことで欲しがるな」 

 片親の家庭や、幼い頃に病気や怪我で親に経済的な負担をかけてしまったなど、自分のために苦労や我慢をし続けている親を見ていた人が持ちやすい禁止令だ。

 この禁止令を持つ人は、自分の欲求を素直に言えないだけでなく、幸運を人に譲り、幸せを自ら壊すような行動をとってしまう。

 給料が少なく、生活が苦しいのに、それでも無理して恋人に貢いでしまう人や、友だちから「お金を貸して」と言われたときに断れない人などは、この禁止令の影響を受けている可能性大である。

 また、友だちに「実は、あの人のことが好きなの」と、自分と同じ人を好きだと告白されると友だちを応援してしまう人も、この禁止令を持っているのかもしれない。

主訴:

・自分のニーズを素直に言えない

・幸運を人に譲り、幸せを自ら壊すような行動をとってしまう

症状:

 ・苦しいのに、無理して貢ぐ

 ・自分に不利な取引を断れない

ーーーーーーーーーー

■ 回答

このケースにおける治療計画は、クライアントが「自分のことで欲しがる」ことに対する

罪悪感 や 恐れ

を解消し、自分のニーズを健康的に認識し、それを他者と共有できるようになることを目指します。以下にセラピープランを提案します。


1. 初期評価と信頼関係の構築

  • クライアントの過去の経験を理解するため、育った環境、家族関係、現在の生活状況について詳しく話を聞く。
  • クライアントの抱える感情(罪悪感、無力感、恐れなど)を受容し、非判断的に共感を示す。
  • セラピストが安全で信頼できる存在であることを示し、クライアントが自由に自分を表現できる環境を提供する。

2. 禁止令の認識と理解

  • 「自分のことで欲しがるな」という禁止令がクライアントの人生にどのように影響を与えているかを具体的に探る。
    • 具体的な行動(例:恋人への過度な貢ぎ、友人への金銭援助、自分の感情の抑圧)をクライアントと一緒に分析する。
  • 禁止令の起源を掘り下げる。
    • 幼少期に感じた親の苦労や、それに対する自分の責任感の形成を話し合う。

3. 新しい信念の形成

  • 禁止令を見直し、新しい信念をクライアントと共同で作成する。
    • 例:「自分の欲求を認識し、他者に伝えることは健康的であり、人間関係を豊かにする。」
    • 書き換えの練習:過去の禁止令を思い出し、それに対する反論を具体的に考える。

4. セルフケアの促進

  • 自分の欲求を認識する練習:
    • 毎日、自分がしたいことや感じていることを紙に書く「欲求リスト」
  • 小さな自己肯定的な行動を取る練習:
    • 例:自分のために好きな食べ物を選ぶ、他人にNOと言う練習。

5. 健康的な境界線の設定

  • 他者との間に健康的な境界線を作る練習を行う。
    • 例:「友人にお金を貸さない」「無理なお願いを断る」など、実際の場面を想定したロールプレイ。
  • 境界線を守ることが自分や他者にとって有益である理由を話し合う。

6. 感情と欲求の表現トレーニング

  • 自分の欲求や感情を他者に伝える練習:
    • 例:「今日は疲れているから休みたい」「私は〇〇がしたい」といった表現を練習。
  • 小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を高める。

7. 幸せを受け入れる練習

  • 幸せや好意を受け入れることに対する罪悪感を軽減するセッション。
    • 他人が自分のためにしてくれることを素直に受け取る練習を行う。
  • 日常で感じたポジティブな出来事を記録する「ポジティブ日記」を勧める。

8. 定期的な進捗確認と目標の見直し

  • セラピーの進捗を定期的に確認し、必要に応じてプランを調整。
  • クライアントが新しい行動を取り入れる上で感じた成功や困難について話し合う。

ゴール

  • クライアントが自分の欲求を素直に認識し、それを他者に適切に伝えられるようになる。
  • 自己犠牲的な行動ではなく、バランスの取れた関係を築く能力を身につける。
  • 幸せを感じ、それを受け入れることに対する罪悪感を解消する。

このプランは、クライアントの個別のニーズや進捗に応じて柔軟に調整されるべきです。

■ 事例

以下は、「自分のことで欲しがるな」という禁止令を持つ人がクライミングに関連する状況でどのように行動するかを描いた事例です。


事例: 美咲のクライミング体験

美咲は30歳の会社員で、趣味でクライミングを始めたばかりだ。友人たちと一緒にジムに通う中で、クライミングに興味を持つようになり、もっと上達したいと思うようになった。しかし、美咲の行動にはいつも「自分のことで欲しがるな」という禁止令が影響を及ぼしていた。


状況 1: 仲間に譲る

ある日、美咲たちは初めて参加するコンペティションに出場することになった。美咲は熱心に練習し、他のメンバーよりも少し難しいルートを攻略できるまで上達していた。しかし、大会の日、彼女は自分が先に登りたいと主張できず、仲間の一人が「私が先に登るね」と言ったとき、「うん、いいよ」と即座に譲った。

その仲間は失敗し、美咲がオンサイトできるチャンスが減ったが、彼女は「私が先に登らなくてよかった。自分だけ良い結果を出すのは気が引ける」と自分に言い聞かせた。


状況 2: 装備にお金をかけない

美咲は自分のために高価なクライミングシューズや装備を買うことをためらっていた。友人が「そのシューズじゃ登れないよ」とアドバイスしても、「これで十分だから」と安価なものを使い続けた。

一方で、彼女は他のクライマーが困っていると自分の装備を貸したり、みんなで飲みに行くと率先して多めに払ったりすることには抵抗がなかった。自分のためにはお金を使わないが、他人のためなら躊躇しないのだ。


状況 3: クライミングの順番

ある日、ジムで美咲が挑戦したかった難しいルートが空いた。美咲は内心「挑戦してみたい」と思っていたが、仲間が「そのルート試してみようかな」とつぶやいた瞬間、「じゃあ先にどうぞ!」と譲ってしまった。

仲間が登るのを見守りながら、美咲は「私よりあの人が楽しめたなら、それでいい」と自分を納得させた。しかし、その後もそのルートには挑戦できず、悔しさを感じつつも「私にはまだ早いかもしれない」と諦めた。


美咲の心の葛藤

美咲は自分が本当はもっと挑戦したいと思っていることに気づいていた。しかし、誰かに譲ることで自分の欲求を抑え、周囲に迷惑をかけないようにしているつもりだった。心の奥底では、「自分だけ楽しむなんて申し訳ない」という罪悪感が常にあった。

一方で、美咲の仲間たちは彼女の譲り合う姿勢に感謝しつつも、「美咲は本当にクライミングを楽しんでいるのかな?」と不思議に思っていた。


可能なセラピー介入

  • 欲求の認識練習: 美咲に「自分が本当にやりたいこと」をリストアップさせ、その中で他者に譲らず行動に移せる小さな目標を立てる。

    • 例:「次回は自分がやりたいルートを先に選ぶ」。
  • 境界線の設定: 他者の要求にすぐ応じるのではなく、自分の希望を表明する練習。

    • 例:友人が「そのルート先にやりたい」と言っても、「今回は私が挑戦したい」と伝える。
  • セルフケアの促進: 自分のために装備やトレーニングにお金を使うことが、長期的に自分と他者の両方にとって有益であることを理解する。


この事例を通じて、美咲の禁止令の影響を具体的に示し、セラピーの方向性を提案できるようにしています。

■ 修正された適切行動

以下は、「自分のことで欲しがるな」という禁止令を克服し、健全な自己愛を表現する美咲の新しい行動様式の事例です。


事例: 美咲の成長したクライミング体験


状況 1: 仲間に譲るのではなく、主体的に行動する

美咲は仲間とコンペティションに参加することになった。以前の彼女なら、他の人に先に登らせて自分は後回しにしていた。しかし、この日は違った。彼女は仲間と話し合い、「最初に登ることで、ルートの情報をみんなに共有できるから、私が先に登るね」と自信を持って提案した。

実際に登ると、ルートの難しい部分をみんなに伝えることができ、全員がより良い結果を出せた。美咲も「私の提案が役立った」と感じ、チームメイトからも感謝された。


状況 2: 装備への投資

以前の美咲は、自分のために高価な装備を買うことをためらっていた。しかし、友人のアドバイスもあり、「自分が安全で快適に登るために良い装備が必要だ」と考え、評判の良いクライミングシューズを購入した。

その結果、グリップ力が向上し、これまで挑戦できなかったルートをクリアできるようになった。美咲は「自分への投資は結果的にクライミングをもっと楽しめることにつながる」と実感した。


状況 3: クライミングの順番

ジムで美咲が挑戦したかった難しいルートが空いたとき、彼女は「このルートに挑戦してみたい」とはっきり伝えた。以前なら遠慮していたが、「自分が挑戦したいことを主張するのは健全なこと」と感じていた。

実際に挑戦し、途中で落下したが仲間たちから「頑張ったね!」と応援された。美咲は「私が自分の欲求を表現しても、みんなは受け入れてくれる」と安心し、自信を深めた。


状況 4: 他人に支えるだけでなく、支えを受け入れる

ある日、美咲は疲れているにもかかわらず、仲間が「荷物を持つよ」と申し出たとき、「ありがとう、お願い」と素直に頼った。以前なら「自分でやるから大丈夫」と断っていたが、「助けを受けるのは相手を信頼している証」と考え直したのだ。

その後、自分が休息を取ったことでよりパフォーマンスが向上し、仲間たちも「美咲が無理をしない方がチームとしていいね」と感じてくれた。


美咲の心の変化

  • 以前: 美咲は他人に譲ることで自分の欲求を抑え、他者のために行動していた。
  • 現在: 美咲は「自分の欲求を大切にし、表現することが、自分と他者の関係をより豊かにする」と気づいた。

具体的な健全な行動様式

  1. 欲求の認識と表明: 「私はこれをやりたい」と自分の願望を認識し、伝える。

    • 例:「このルート、私が先に挑戦したい」と提案する。
  2. 自己への投資: 必要な装備やトレーニングにお金と時間を使い、成長を楽しむ。

    • 例:「安全性を高めるために、この新しいシューズを買う」。
  3. 助けを受け入れる: 他人がサポートを申し出たとき、感謝してそれを受け入れる。

    • 例:「ありがとう、助かるよ」と言う。
  4. 他者とのバランスを取る: 他人を支えながらも、自分のニーズも大切にする。

    • 例:他人にアドバイスをしつつ、自分の目標も忘れない。

結果

美咲はクライミングを純粋に楽しむことができるようになり、チームメイトとの関係も深まった。以前の彼女が感じていた罪悪感や躊躇は薄れ、健全な自己愛が表現できるようになったことで、クライミング以外の日常生活でもより自信を持って行動できるようになった。

■ 行き過ぎた行動

以下は、美咲が「行き過ぎた自己愛」によってクライミングの場面で不適切な行動を取ってしまうケースです。自己愛が過剰になったことで、他者との関係やチームワークが損なわれる状況を描いています。


事例: 美咲の行き過ぎた自己愛


状況 1: 仲間を無視して自分だけ行動する

コンペティションの日、美咲は以前よりも自信をつけており、「自分が最も良い結果を出すべき」と考えるようになっていた。仲間で順番を決める話し合いが行われていたが、美咲は「私は先に登る方がいいと思うから」と仲間の意見を無視して、自分がトップに立つことを主張した。

他のメンバーが「でも、全員が均等にチャンスを持つべきでは?」と言ったが、美咲は「私が先に登ればみんなも助かるはず」と自分の考えを押し通した。その結果、他のメンバーは彼女に不満を感じるようになった。


状況 2: 高価な装備をひけらかす

美咲は新しい高価なクライミングシューズやギアを次々と購入し、「これがないと本気で挑戦できない」と頻繁に自慢するようになった。周囲が「シューズの種類にそこまでこだわる必要はないのでは?」と言っても、「いや、これが私の成果の秘訣だから」と譲らなかった。

さらに、他人の装備についても「それだと上手くいかないよ」と否定的なコメントをし、自分の選択が最も優れていると示そうとした。


状況 3: 他人の挑戦を妨げる

ある日、美咲が挑戦したい難しいルートが空いた。彼女は「私が登りたいから、先に挑戦する」と宣言し、仲間が「次は私がやる予定だったんだけど…」と言っても、「あなたはこのルートまだ無理でしょ」と一方的に却下した。

美咲は挑戦する機会を独占し、他の仲間がルートに挑むチャンスを失わせた。その場にいたメンバーは「なんだか一緒に登るのが楽しくなくなった」と感じるようになった。


状況 4: 他人の成功に嫉妬する

ある日、ジムで別の仲間が美咲が挑戦したルートをクリアするのを見て、「次はもっと難しいルートに挑戦したい」と話していた。美咲はその仲間の成功に嫉妬し、「そのルート、実際にはそこまで難しくないよ。私がやったときは全然苦労しなかった」と冷たく言い放った。

その後、仲間が喜んでいる様子を見て、「本当に頑張ったのは私なのに、みんな気づいてくれない」と内心で苛立ちを募らせた。


行き過ぎた行動の影響

  • チーム内の信頼の損失: 美咲が自己中心的な行動を取ることで、仲間たちは「彼女は自分のことしか考えていない」と感じ、協力する意欲を失った。
  • 他者からの孤立: 美咲が他人を軽視したり成功を妨げたりしたことで、仲間たちが距離を置くようになった。
  • 内面的な葛藤: 美咲は一時的に自分の欲求を満たしても、他者との摩擦や孤独感から満たされない思いを抱えるようになった。

行き過ぎた行動を象徴する言葉

  • 「私が一番だから他の人は後回しにしていい。」
  • 「私の選択が正しいに決まっている。」
  • 「他の人が成功すると、私の価値が下がる気がする。」

この事例では、健全な自己愛が「行き過ぎた自己愛」に変わると、自己表現や欲求の主張が他者の尊重を欠いた自己中心的な行動に変質する様子を示しています。このような行動は、短期的には自分の欲求を満たすように見えても、長期的には人間関係や内面的な満足感に悪影響を及ぼします。

【心理療法家の言葉】「非判断的な共感の言葉」とは?

■ ChatGPTによる生成結果

非判断的な共感の言葉は、相手の感情や経験に寄り添い、評価やアドバイスをせず、ただ受け入れる表現です。以下はその事例です:

  1. 「そう感じるのも無理はないね。」
  2. 「その気持ち、よくわかるよ。」
  3. 「大変だったね。それを抱えて頑張っていたんだね。」
  4. 「その状況にいたら、私も同じように感じるかもしれない。」
  5. 「そういう風に思うのも自然なことだよね。」
  6. 「今、すごく苦しいんだね。ちゃんと聞いているよ。」
  7. 「その気持ち、あなたにとって大事なものなんだね。」
  8. 「そんな風に感じている自分を、否定しなくていいよ。」
  9. 「そのことがどれだけ辛いか、少しでも分かる気がする。」
  10. 「あなたがその気持ちを抱えていること、大切にしたいと思う。」

これらの表現は、相手の感情を否定せず、安心感を提供するためのものです。大切なのは、相手が自分の感情を安全に共有できる空間を作ることです。

もちろんです。以下はさらに10個の非判断的な共感の言葉です:

  1. 「それがどれほど辛かったか、伝わってくるよ。」
  2. 「その気持ちを抱えていること、よく話してくれたね。」
  3. 「それは本当に悩ましい状況だったんだね。」
  4. 「自分だったらどう感じるか想像してみたけど、きっと同じ気持ちになると思う。」
  5. 「そう思う自分を、どうか大事にしてあげてね。」
  6. 「その気持ちがここにあること、大切に受け止めるね。」
  7. 「その体験がどれだけあなたにとって重かったか、感じられるよ。」
  8. 「そう感じることに理由があるんだと思うよ。」
  9. 「それを言葉にしてくれたこと、本当にありがとう。」
  10. 「あなたがその気持ちを抱えていること、尊いことだね。」

これらの言葉は、相手の感情や体験をそのまま受け止め、評価や解釈を避けることを意識しています。共感の核となるのは、相手の視点に立ち、その世界を理解しようと努める態度です。

■ 「判断的な」共感の言葉

判断的な共感とは、相手の感情や状況を理解しようとする一方で、それに対する評価やアドバイス、あるいは自分の価値観を押し付ける要素が含まれる表現を指します。

一見共感的に見えますが、相手が「理解されていない」と感じることもあります。以下はその例です:

  1. 「そんな風に感じるなんて、君は少し考えすぎじゃない?」
  2. 「それは大変だけど、もっと頑張るべきだと思うよ。」
  3. 「まあ、そう思うのも分かるけど、それって正しいの?」
  4. 「君の気持ちは理解するけど、もう少し冷静になったら?」
  5. 「その状況は辛いだろうけど、みんな同じような経験をしてるよ。」
  6. 「そういう感情を抱くのは自然だけど、他にも良い方法があると思うよ。」
  7. 「それは分かるけど、私ならそうは考えないかな。」
  8. 「それって、少し被害妄想なんじゃない?」
  9. 「まあ、君の立場ならそう感じるかもしれないけど、現実は違うよね。」
  10. 「気持ちは分かるけど、そんなことを気にする必要はないんじゃない?」


以下はさらに10個の判断的な共感の例です:
    1. 「それは辛いだろうけど、自分にも責任があるんじゃない?」
    2. 「気持ちは分かるけど、そんなことで悩む必要ないと思うよ。」
    3. 「そう思うのは分かるけど、他人ならそんなに気にしないんじゃない?」
    4. 「あなたの気持ちは分かるけど、それってちょっと甘えてるかもね。」
    5. 「その状況は分かるけど、もう少し我慢するのが普通だと思うよ。」
    6. 「確かに大変だけど、それに比べたらもっと大変な人もいるよ。」
    7. 「その気持ちは理解できるけど、早く次のことに目を向けたほうがいいよ。」
    8. 「それは大変そうだけど、こうしたらもっと楽になるんじゃない?」
    9. 「そう感じるのは仕方ないけど、前向きに考えたほうがいいんじゃない?」
    10. 「その気持ちは分かるけど、そこまで深刻に考える必要ないよ。」

    これらの表現は、相手の感情に「でも」「だけど」「もっと」「普通」という言葉を織り交ぜることで、自分の意見や判断を押し付けています。これが判断的な共感の特徴であり、相手の感情を受け止めたように見えながらも、実際にはその価値を制限したり否定したりしていることが多いです。

■ 振り返り

脳内親が、この「判断的な共感」をしていました(汗)。

こういう風になりますね…

つまり、Yes But 話法になってしまいます。

  1. 「(そんな風に感じるなんて)君は少し考えすぎじゃない?」
  2. 「(それは大変だ)しかし、もっと頑張るべきだと思うよ。」
  3. 「(まあ、そう思うのも分かるけど)それって正しいの?」
  4. 「(君の気持ちは理解するけど)もう少し冷静になったら?」
  5. 「(その状況は辛いだろうけど)みんな同じような経験をしてるよ。」
  6. 「(そういう感情を抱くのは自然だけど)他にも良い方法があると思うよ。」
  7. 「(それは分かるけど)私ならそうは考えないかな。」
  8. 「(それって)少し被害妄想なんじゃない?」
  9. 「(まあ、君の立場ならそう感じるかもしれないけど)現実は違うよね。」
  10. 「(気持ちは分かるけど)そんなことを気にする必要はないんじゃない?」

■ さらに判断を受け入れさせ、なおかつ共感を示す表現

以下は、判断を先に述べ、その後に共感を添える形の例です。この形式は、相手に判断を先に受け入れさせるよう意図しています。

  1. 「君の対応には問題があったと思う。でも、それが辛かった気持ちはよく分かるよ。」
  2. 「正直、その考え方は偏っていると思う。ただ、そう感じる理由があるのは理解できるよ。」
  3. 「その行動は誤解を招くと思うけど、きっと君も苦しい中で必死だったんだよね。」
  4. 「その主張には欠けている部分があるよ。でも、君がそう感じたのには理由があると思う。」
  5. 「それは適切ではなかったね。ただ、その場ではそうするしかなかったのかもしれないね。」
  6. 「現実的にはそれは通用しない考え方だよ。それでも、そう思う気持ちが大事なことは分かる。」
  7. 「君の態度には問題があったかもしれないね。ただ、その時の気持ちはすごく理解できるよ。」
  8. 「その言い方は少し過激だと思うけど、心の底にある気持ちは尊重したいと思う。」
  9. 「冷静に見ると間違いがあるね。ただ、それだけ感情を揺さぶられたのは無理もないよ。」
  10. 「その選択は最善ではなかったかもしれないけど、きっとその時は精一杯だったんだよね。」

このアプローチでは、まず判断を明確に伝え、その後で共感的な言葉を付け加えることで、相手に「理解されている」と感じさせつつも、自分の主張を通す形を取っています。

この構造は説得力を高めつつ、相手に配慮を示す意図があります。