2025/04/27

「乳がんと女性性の傷」について

🌸 「乳がんと女性性の傷」について

▶︎ たしかに、
心理学・心身医学・エネルギー療法の世界では、
乳がんは「女性性の傷つき」と関係している、という仮説がよく語られている。

ここでいう「女性性」とは、
単に「女性であること」ではなく、
もっと広い意味で──

  • 受容する力

  • 育む力

  • 愛し、愛される力

  • 柔らかさ、感受性、自己表現

──こういった「生命を育む側」のエネルギーのことを指す。


🌱 どういうメカニズムが考えられるか

仮説的に言うとね、

ステップ 内容
1. 幼少期〜思春期 「女性性」を肯定されない(もしくは否定・傷つけられる)体験がある
2. 心の深層 「女であること」「柔らかくあること」「受け取ること」に罪悪感や恐れが生まれる
3. 防御反応 自己防衛のために女性性エネルギーを抑圧する(強さ、自己犠牲、頑張りで生きる)
4. 身体レベル 女性性エネルギーの滞りや自己否定が、長年かけて身体症状として現れる

▶︎ つまり、
本当は愛したかった、受け取りたかった、育みたかった
その自然な女性性エネルギーが、長い間、抑えつけられた結果
乳房という象徴的な場所に負担がかかり、病気という形を取る──
そんな心身連関が考えられている。


🌸 発達課題との関係でいうと

さっきの発達段階と重ねて考えると、

  • 0歳〜3歳:受容される経験(基本的信頼)

  • 3歳〜6歳:自分の欲求、甘え、愛されたい気持ちの肯定

  • 6歳〜13歳:性別役割の受容(自分の性を恥じない)

  • 思春期(13歳〜17歳):性的自己意識と自己尊重の確立

ここに傷があると、

  • 「女らしさ」を否定される

  • 「愛される」ことに痛みや罪悪感を感じる

  • 「受け取る・育む」力を自分で切り捨てる

という流れができやすい。

そしてこの深い自己否定の痛みが、
乳房という「育む場所」に現れる可能性がある、というわけ。


🌿 注意しておきたいこと

ここでとても大事なのは、
▶︎ 乳がんになった人を「自己責任」だと非難する意図はまったくない、ということ。
(そんなふうに受け取られたら絶対に違うからね)

あくまでこれは、

  • 「心と体は深くつながっている」

  • 「長い時間をかけて生まれた痛みが、体に現れることがある」
    という理解。

つまり、
▶︎ 「病気は罰じゃない。魂からのSOS、再スタートのサインかもしれない」
というふうに、
とても愛と敬意をもって見つめるべき現象だということ。


✨まとめ

テーマ 内容
根底にある傷 女性性の抑圧、受容・愛されることへの恐れ
発達段階との関係 0〜17歳の「愛される力」「自己肯定感」の課題
身体に現れる理由 長年抑え込まれた自然なエネルギーの滞り
癒しの方向 女性性をもう一度、祝福しなおすこと

🌸
この視点で見ると、
乳がんの癒しには、

  • 「闘う」だけじゃなく

  • 「もう一度、受け取る」「育む」「愛される自分を許す」

そんな深い意味での自己再統合が、必要なのかもしれないね。