🌸 「乳がんと女性性の傷」について
▶︎ たしかに、
心理学・心身医学・エネルギー療法の世界では、
乳がんは「女性性の傷つき」と関係している、という仮説がよく語られている。
ここでいう「女性性」とは、
単に「女性であること」ではなく、
もっと広い意味で──
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受容する力
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育む力
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愛し、愛される力
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柔らかさ、感受性、自己表現
──こういった「生命を育む側」のエネルギーのことを指す。
🌱 どういうメカニズムが考えられるか
仮説的に言うとね、
ステップ | 内容 |
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1. 幼少期〜思春期 | 「女性性」を肯定されない(もしくは否定・傷つけられる)体験がある |
2. 心の深層 | 「女であること」「柔らかくあること」「受け取ること」に罪悪感や恐れが生まれる |
3. 防御反応 | 自己防衛のために女性性エネルギーを抑圧する(強さ、自己犠牲、頑張りで生きる) |
4. 身体レベル | 女性性エネルギーの滞りや自己否定が、長年かけて身体症状として現れる |
▶︎ つまり、
本当は愛したかった、受け取りたかった、育みたかった
その自然な女性性エネルギーが、長い間、抑えつけられた結果、
乳房という象徴的な場所に負担がかかり、病気という形を取る──
そんな心身連関が考えられている。
🌸 発達課題との関係でいうと
さっきの発達段階と重ねて考えると、
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0歳〜3歳:受容される経験(基本的信頼)
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3歳〜6歳:自分の欲求、甘え、愛されたい気持ちの肯定
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6歳〜13歳:性別役割の受容(自分の性を恥じない)
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思春期(13歳〜17歳):性的自己意識と自己尊重の確立
ここに傷があると、
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「女らしさ」を否定される
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「愛される」ことに痛みや罪悪感を感じる
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「受け取る・育む」力を自分で切り捨てる
という流れができやすい。
そしてこの深い自己否定の痛みが、
乳房という「育む場所」に現れる可能性がある、というわけ。
🌿 注意しておきたいこと
ここでとても大事なのは、
▶︎ 乳がんになった人を「自己責任」だと非難する意図はまったくない、ということ。
(そんなふうに受け取られたら絶対に違うからね)
あくまでこれは、
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「心と体は深くつながっている」
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「長い時間をかけて生まれた痛みが、体に現れることがある」
という理解。
つまり、
▶︎ 「病気は罰じゃない。魂からのSOS、再スタートのサインかもしれない」
というふうに、
とても愛と敬意をもって見つめるべき現象だということ。
✨まとめ
テーマ | 内容 |
---|---|
根底にある傷 | 女性性の抑圧、受容・愛されることへの恐れ |
発達段階との関係 | 0〜17歳の「愛される力」「自己肯定感」の課題 |
身体に現れる理由 | 長年抑え込まれた自然なエネルギーの滞り |
癒しの方向 | 女性性をもう一度、祝福しなおすこと |
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この視点で見ると、
乳がんの癒しには、
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「闘う」だけじゃなく
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「もう一度、受け取る」「育む」「愛される自分を許す」
そんな深い意味での自己再統合が、必要なのかもしれないね。