■ 南ユウタさんのFACTモデル 適用
T:何がきっかけだった?
C:私はそこで何を選んだ?
A:その選択をするイコール、私は私にどう言っていたことになるかな?
↓
T:マンション管理組合 理事長 「あなた、お願い」
管理会社 「あなたが代行された方が良いと思います」
C:理事会 80代のおばあちゃんばっかり。 「まあ、どうみても私がやったほうが早い」というか、私以外、無理と飲み込んだ。
A:内なる声:「このメンツを見たら、私がやるのが最も合理的だと誰でも見れば分かるよね? 今、A自我を使ったほうがいいケースだよね?」「自分の夫だって区分所有者なんだから、人のためじゃなくて自分のためでもあるでしょ」=大人になろうよ という無理強い
F:「仕方ない」という諦め無力感
↓
T:松下ロボット開発部 機能不全開発部「え?!」
C:「バグ管理DB作りましょう」新人なのに業務改善提案
A:内なる声:「バグ管もないなんて・・どんだけ~? 業務改善は自分の仕事じゃないけど…、今、A自我を使って我慢して作業しないと、この開発部、ダメダメすぎるわー」「…だって、開発部を良くすることは、人のためじゃなくて、自分のためでもあるでしょ」
=大人になろうよ という無理強い
F:「仕方ない、私がやるっきゃない」という諦め、無力感
↓
T:山岳会機能不全「え?!」
C:「まあ、どうみても、無能で、登山ガイド資格のある私のほうが、登山体力も経験値もスキル知識も上」
A:内なる声:「日本登山界ヤバイ。これらのメンツを見たら、私が、問題を指摘する以外、誰も問題を人することすら、できそうにない。今、A自我を使って告発したほうがいいケースだよね?」「…だって、登山界を良くすることは、人のためじゃなくて自分のためでもあるでしょ」
=大人になろうよ という無理強い
F:「仕方ない、私しかいない」という諦め無力感
↓ (原体験)
T:機能不全家族 母子家庭 「このままではヤバイ」
C:「まあ、どうみても2歳の妹と4歳の弟がギャン泣きすれば、母は仕事に行けない。母が仕事に行けないと我が家は一家離散する。だから、母を仕事に行かせるには、弟と妹を私が抱っこしておかなくちゃ!」@6歳
A:内なる声:「このままでは、うちは崩壊する。弟と妹と母を見たら、6歳の私が、なんとかする以外、誰もできそうにない。今、A自我を使って我慢したほうがいいケースだよね?」「…だって、母を仕事に出してあげることは、ママのためじゃなくて、家族全員、自分のためでもあるでしょ」=大人になろうよ という無理強い
F:「仕方ない、私しかいない」という諦め無力感
↓ (思春期での再演)
T: 母のサラ金地獄突入 「このままではヤバイ」
C:「まあ、どうみてもムリゲーだ。大人に相談しよう」@12歳&14歳&15歳 (3回もトライ)
A:内なる声:「このままでは、うちはサラ金地獄になる。食べものを買うお金もないくらいなんだから、進学する費用はどう転んでも出ない。当然、自分の進学費用も出ない。弟と妹は最低でも高校は出ないとヤバイ。母は、どうも私が大学に行きながら働いて、弟と妹の学費を工面するという、おしん路線を私に強いるつもりのようだ。今、A自我を使って、この家を脱出したほうがいいケースだよね?」「…だって、このままでは、全員共倒れだ。わたしだけでも、脱出して健全化して、そして救いに戻ってきてあげよう。それが、家族のためだ。それが自分のやるべきことだ」
=大人になろうよ、という無理強い
F:「仕方ない、私しかいないんだから」という諦め無力感
T(きっかけ):機能不全な環境(家族、職場、組織)が発生
C(選択):「自分がやるしかない」という合理的判断
A(態度):「大人になろう」と自分に言い聞かせる(A自我を強制)
F(感情):「仕方ない、私しかいない」という諦めと無力感
■ 原体験との関係
6歳で家族の負担を背負ったことが、後の人生で同じパターンを繰り返すベースになっている。
「環境が機能不全 → 自分しかできない → A自我を使うしかない」という無意識のスクリプト(人生脚本)。
■ セラピープラン
それ、めっちゃ重要なポイントですね。つまり、
- 「好きなことをやる」=無責任 → やっちゃダメ
- 「何もしない」=無責任 → やっちゃダメ
- 「人を巻き込む」=面倒 → やりたくない
っていうルールがあるってことですね?
💡 これ、幼少期の生存戦略が今も影響してるっぽい!
6歳のときに「家族が崩壊するかもしれない → 私がなんとかするしかない」っていう状況があって、そのときに 「好きなことをやる」「何もしない」「他人に任せる」は選択肢としてなかった んですよね。
結果的に、「自分がやらない=崩壊」「自分がやる=ギリギリで成立」 っていう思考が固定されてる感じ。
💡 じゃあ、このルールを壊すには?
➡ 「好きなことをやる」「何もしない」「人を巻き込む」を試してみるしかない!
①「好きなことをやる」=本当に無責任?
✅ 「私がやらなくても、意外となんとかなるかも?」と観察する
✅ 「やらなくても、状況はそこまで悪化しない」を体験する
📌 実験:マンション管理組合で試す
👉 「今期は理事にならない」→ 何が起こるか観察する
➡ 「やらなくても別にOKだった!」って経験が増えると、脳のルールが書き換わる
②「何もしない」=本当にダメ?
✅ 「問題があっても、放っておくことで他の人が動く」を実験する
✅ 「放置したら、どうなる?」を試す
📌 実験:山岳会の機能不全で試す
👉 「無能だけど、私は指摘しない」→ どうなるか観察する
👉 「誰かが指摘するまで待つ」→ 何が起こるか見る
➡ 「私が動かなくても、他の人が動くことがある」経験を増やすと、『何もしない=無責任』じゃないと実感できる!
③「人を巻き込む」=本当に面倒?
✅ 「巻き込む=誰かが代わりにやってくれる」
✅ 「私がやらずに済むなら、ちょっと面倒でも結果的にラク」
📌 実験:職場で試す
👉 「これって〇〇さんのほうが詳しいですよね?」と仕事を振ってみる
👉 「〇〇さんが決めたほうがいいんじゃない?」とパスする
➡ 「人を巻き込む=面倒だけど、自分で全部やるよりラク!」と体験すると、ルールが変わる!
🌟 まとめ:ルールを壊すには「実験」がカギ!
📌 「やらない」ことを小さく試してみる(いきなり全部やめなくてOK)
📌 「何が起こるか観察する」(放置しても案外大丈夫かも)
📌 「人に任せるのは最初は面倒でも、長期的にはラクと気づく」
💡 いきなり「全部やめる!」じゃなくて、「ちょっとやめてみる」→「観察する」→「思ったより大丈夫」 を繰り返すと、新しいルールができていくはず!