2025/06/13

セッション7ーー招き入れのパターンをやめる

 とても良い問いです。

あなたのこれまでの文章や背景(これまでの会話も含め)をふまえて、心理学的に整理して説明します。


🌿 大枠:なぜ「上下意識・承認欲求の強い人」を招き入れてしまうのか

この構造は大まかにいうと:

1️⃣ あなた側の深層ニーズ/過去の関係パターン
2️⃣ その人たち側の「投影・引力」
3️⃣ 関係が成立してしまう相互作用

この3つの軸から見ていくと整理しやすいです。


あなた側の深層ニーズ・過去の関係パターン

誠実さ/倫理観/深い美意識のニーズ

→ あなたは常に「誠実な表現・誠実な在り方・自然な在り方」に強く惹かれ、それを探求している。
健全な表現や人に出会いたい という欲求が強い。

親密な関係性に対する「育てられなかったものを育て直したい」欲求(再養育動機)

→ あなたは家族関係の中で 誠実性や自由な自己表現が充分に支えられなかった という歴史がある。
→ そのため、未熟/不健全な要素を抱えた人と出会うと、「この人が誠実になったらどんなに美しいだろう」という期待が生まれやすい

ケアギバー役・調整役の癖(AC的傾向)

→ 家族内で 自己犠牲型・ケアギバー役 をやっていた影響がある。
→ そのため、承認欲求が強く、未熟な部分のある人が近づいてくると「この人のために場を整えてあげよう」「何かしてあげよう」というパターンが無意識に発動しやすい


相手側の「投影・引力」

あなたの誠実さ・深さへの憧れと嫉妬の入り混じった投影

上下意識・承認欲求が強い人ほど「本当はこうなりたい」理想像を外部に求める
→ あなたの 誠実さ・深さ・自由さ「自分にないもの」として強烈に投影されやすい
→ それに引き寄せられる(しかしその後、嫉妬や上下意識が噴き出す)。

「安全な場」だと感じさせてしまう

→ あなたの持つ 倫理観・安心感の場づくりの雰囲気 によって、未熟な人も「ここなら受け入れてもらえる」と感じやすい。
→ そのため、「ここなら安心して自己承認を求めても良い」場として勘違いして依存的に入ってくる ケースが起きやすい


関係が成立してしまう相互作用

あなたの側:無意識のケア・再養育の発動

「この人もいずれ誠実な表現に向かうかもしれない」「ここで見捨てたらまた不健全さを強化してしまうのでは」という 配慮や責任感が発動しやすい

相手の側:承認欲求が強いため、誠実な存在に「依存」「同一化」「上下意識による補償」を試みる

→ 「あなたみたいになりたい」「自分も評価されたい」「自分はこの人より上だ/下だ」という心理的ゲームが始まる。

→ この 期待・承認欲求 ⇔ ケア・責任感相互吸着 が一時的に関係を成立させてしまう。


🌼 まとめとして一文に整理

「私は誠実さ・自然な表現・倫理的な場を育てたいという強いニーズを持っている。
しかしその魅力ゆえに、上下意識や承認欲求の強い人が『自分にないものを求めて』引き寄せられてくることがある。
そのとき、私の中のケアギバー/再養育したいパーツが反応して一時的に関係が成立してしまう。
本当は私はもっと成熟した対等な関係を求めている。」


🌿 補足

あなたのIFSパーツで言うと:

  • 「祈る戦略家」 → 誠実な場を守りたい

  • 「真実の声を生きる者」 → 本当の表現を育てたい

  • 「ケアギバー/調整役」 → 傷ついた未熟な人を「育て直したい」とつい動いてしまう

この3つのパーツの 矛盾した動きが起きやすい 状況でもあります。
→ ここに 意識的な境界線 がすごく大事になってくる(成熟した人との場づくりを優先する意思表明が必要)。