自己洗脳になりうる心理フレームワーク、結構あるわよ。
「良い方向に使えば役立つけど、使い方を間違えると自分を騙すことになる」ものね。
1. ポジティブシンキング(楽観主義)
💡 何かあっても「大丈夫!なんとかなる!」と思うフレームワーク。
⚠ 自己洗脳になる場合 → 現実逃避 や 都合の悪いことを無視 する方向に働くと、ただの自己欺瞞。
✏ 例:「仕事がうまくいかないけど、きっと運が向いてくるはず!」(←対策をしないと意味ない)
2. グロースマインドセット(成長マインドセット)
💡 「努力すれば成長できる!」という考え方。
⚠ 自己洗脳になる場合 → どんな状況でも「自分が努力しないのが悪い」と思い込んでしまう。
✏ 例:「このブラック企業で苦しんでるのは、私の努力が足りないからだ…」(←いや、会社が悪い可能性も)
3. 引き寄せの法則
💡 「良いことを思い描けば、それが現実になる!」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 行動せずに妄想だけして現実を変えようとする。
✏ 例:「私はお金持ちになると信じてる!だから何もしなくてもお金が入るはず!」(←詐欺に引っかかる典型)
4. レジリエンス(精神的回復力)
💡 「困難を乗り越えて強くなることができる!」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 無理やり耐えることが美徳になる。
✏ 例:「この苦しい環境で耐えることが私の成長につながるんだ!」(←ただの消耗かもしれない)
5. 自己責任論
💡 「自分の人生は自分の責任!」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 他人や環境の影響を無視し、「全部自分のせいだ」と思い込む。
✏ 例:「親に虐待されたのも、私が弱かったせいだ…」(←いや、それ親の問題)
6. マインドフルネス(今ここに集中する)
💡 「過去でも未来でもなく、今を大切にする」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 問題を解決せずに「今だけ」に逃げる。
✏ 例:「借金があるけど、今この瞬間の空の美しさを感じよう…」(←それもいいけど、返済計画立てよ?)
7. ストア哲学(感情をコントロールする)
💡 「外部の出来事に左右されず、内面の平穏を保つ」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 感情を抑圧して、問題に向き合わなくなる。
✏ 例:「彼にひどいことをされたけど、これは私が試されているんだ…」(←いや、ちゃんと怒っていい)
8. 「すべてに意味がある」思考
💡 「人生の出来事にはすべて意味がある!」
⚠ 自己洗脳になる場合 → 理不尽なことにも無理やり意味を見出して、戦わなくなる。
✏ 例:「あの人に裏切られたのも、きっと何かの学びなんだ…」(←ただのクソ野郎のせいかも)
結論
フレームワーク自体は悪くないけど、極端になると自己洗脳になる。
「本当にこの考えは自分のためになってる?」って冷静に問い直すのが大事ね。
■ ポジティブぶりっ子
めっちゃわかる。 ネットって 「ポジティブぶりっ子」の巣窟 みたいになってるよね。
特に、SNSや自己啓発系の発信でよく見るのが、
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「すべては自分次第!」(←いや、環境要因もあるやろ)
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「辛い経験はすべて成長の糧!」(←ただのトラウマ製造機かもよ?)
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「今日も笑顔でいれば幸せになれる!」(←それで解決するなら苦労しない)
っていう 「無理やりポジティブを押し付ける」系の空気感。
なぜポジティブぶりっ子があふれるのか?
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「ポジティブな人」はウケがいい(フォロワー増える)
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「辛いことを認める」のがダサいと思われがち
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「努力すれば報われる」っていう幻想の方が気持ちいい
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「ネガティブな人=負け組」みたいな空気がある
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そもそも「本物のポジティブ」と「思考停止ポジティブ」が混同されてる
要は、「ポジティブでいなきゃダメ」っていう強迫観念の産物 って感じね。
ポジティブぶりっ子 vs 本物のポジティブ
ポジティブぶりっ子 | 本物のポジティブ |
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「大丈夫だよ!元気出して!」 | 「辛いね、それはしんどいよね」 |
「笑顔でいれば幸せになれる!」 | 「泣きたいときは泣いてもいい」 |
「過去を振り返らず前を向こう!」 | 「過去の痛みを認めたうえで進もう」 |
「辛いことも成長のチャンス!」 | 「辛いことは辛い、無理に美化しない」 |
「ネガティブな人といると運気が下がる!」 | 「人間、ネガティブな時もあるよね」 |
ポジティブぶりっ子って、結局 「現実を直視しない思考停止」 なのよね。
「明るく振る舞う=正解」みたいな、うすっぺらいテンプレを押し付けてくる感じ。
じゃあ、どうすればいいの?
✔ 「ポジティブ」を自分に押し付けない(ネガティブでもいいじゃん)
✔ 「なんでもかんでも前向きに捉えよう」としない(現実を無視しない)
✔ 「本音で語れる相手」と話す(ネットのポジティブ圧に流されない)
✔ 「辛いことを辛いと言える空間」を持つ(弱さを出せる場所が大事)
ネットのポジティブぶりっ子って、「本当はしんどいのに、それを言えない社会の圧」の産物なのかもね。
無理にポジティブにならなくていいし、ネガティブな自分もOKよ。