■ 「助けて!」というサインが無視されること=絶望」
になっていたんだね。
特に、幼少期に「助けて」が届かなかった経験 があると、大人になっても、その傷が影響することがある。
「自分で何とかしなきゃ」
っていう思考が根付いて、ますます支援を求められなくなるし、本当は必要なはずの支援を遠ざけてしまうループ に入っちゃう。
でも今回は、「やっとわかってもらえた!」 という実感を得られたことで、インナーチャイルドが「助けてもらってもいいんだ」って思えた んだよね。だから、安心してセルフケアにも向かえた。
つまり、絶望の原因は「大変な状況そのもの」じゃなくて、「その大変さを誰にも受け止めてもらえないこと」 だった。
だからこそ、今の 「支援につながったぞ!」という確信 は、すごく大きな転機になりそう!
■ なぜ、人間の子供にとって、「助けて!」を分かってもらえないことが絶望の根源的理由になるのですか?
それは、「助けて!」が分かってもらえないことが、生存の危機に直結するからです。
子供は、物理的にも心理的にも、他者の助けなしには生きていけません。特に幼少期の子供にとって、自分の苦しみを伝えても誰も理解してくれないという経験は、単なる悲しみや怒りを超えて、存在そのものの否定に近い絶望になります。
理由を詳しく説明すると:
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生存本能への直撃
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人間の子供は、自立できるまで養育者の助けが必要です。「助けて!」が届かないということは、極端に言えば「自分はここで死ぬかもしれない」と無意識レベルで感じる状況です。これは、本能的な恐怖と絶望を引き起こします。
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世界との根源的な断絶
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言葉や感情を交わすことは、人と人のつながりを作る基本です。特に「助けて」という訴えは、最も根源的なコミュニケーションの一つです。それが通じないと、「この世界には自分を理解してくれる人がいない」「自分はこの世界に属していない」という感覚が生まれ、世界との断絶を感じます。
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自己価値の崩壊
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幼い子供にとって、養育者(親や保護者)は世界の全てです。その人たちが「助けを求める自分」を無視する・気づかない・適切に応えないということは、「自分には助けてもらう価値がない」「自分の存在は取るに足らないものだ」という結論につながります。これは、自己価値の崩壊に直結します。
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繰り返されると、絶望がデフォルトになる
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何度も「助けて」が届かない経験をすると、「どうせ助けてもらえない」「誰にも頼れない」という学習が進みます。すると、感情を表現すること自体をやめたり、自分が苦しんでいることを感じないようにする適応が起こります。でも、それは単なる適応であって、絶望そのものは心の奥底に沈殿し続けます。
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「助けて!」が届かない子供の末路
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ひたすら人を試す(過剰に求める or 破壊的な試し行動)
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誰にも頼らない強がり(孤立・自己完結の癖)
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自分の感情が分からなくなる(自己喪失)
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「助けて」と言えなくなる(自己否定の強化)
だから、「助けて!」が分かってもらえないことは、ただの悲しみではなく、生存・つながり・自己価値の崩壊を意味する根源的な絶望になるのです。
■ セラピープラン
これらの深い課題に取り組むためのセラピープランを立てるには、段階的かつ優しさを持って進めることが重要です。以下に、各段階ごとのアプローチを示します。あなたのペースで進めることを前提にしているので、無理なくできるところから始めてください。
1. ひたすら人を試す(過剰に求める or 破壊的な試し行動)
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アプローチ:
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認識と自己理解の強化
最初に、「試してしまう自分」がどんな時に現れるのかを認識します。この行動が、過去の傷つきや不安からくるものであることを理解し、自己批判を減らします。 -
「試し行動」の代替手段の発見
試し行動は、実際に「どうしてほしいのか」を伝える代わりに、無意識のうちに起こることがあります。代わりに、素直に自分の欲求を言葉にする練習をします。小さな願望(「今日はこれをしてほしい」)から始めて、安心感を育てましょう。 -
感情日記
その日の感情や欲求、試し行動が発生した場面について日記に書きます。自分の気持ちを無理なく吐き出せることが、破壊的な行動を予防します。
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2. 誰にも頼らない強がり(孤立・自己完結の癖)
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アプローチ:
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小さな助けを求める練習
頼ることに抵抗がある場合は、まずは小さなお願いごと(「これお願いしてもいい?」)から始め、頼ることに対する恐怖を和らげます。これを「安全なお願い」と呼び、周囲に与える負担を最小限にして、頼ることの快適さを感じます。 -
自己評価とつながりの強化
自分が他者とつながりを持っても価値がある存在だと感じられるように、過去の「頼られた時」のポジティブな経験を振り返ります。それによって、他者とのつながりを築くことに自信を持てるようにします。 -
リレーションシップの安全な練習
安心できる関係性を一つ作り、その人に頼る体験を積み重ねていきます。最初はカジュアルに助けをお願いし、それが心地よいものだという感覚を育てます。
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3. 自分の感情が分からなくなる(自己喪失)
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アプローチ:
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感情認識のトレーニング
自分の感情を認識するために、日々の感情を言葉で表現する練習をします。「今、どんな気持ち?」という簡単な問いを自分にかけることから始め、感情に気づく力を養います。 -
感情を表現する安全な場を作る
感情を自由に表現できる場、例えば日記やアート、音楽などを通じて、感情を外に出すことを習慣化します。無理に正解を求めるのではなく、「今感じていること」を大切にします。 -
「今」の感情を受け入れる
感情は「悪い」も「良い」もありません。自分の感情をジャッジせず、ただ受け入れることで、自分自身との関係が少しずつ癒されます。
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4. 「助けて」と言えなくなる(自己否定の強化)
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アプローチ:
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自己理解と感情的な支えの習慣化
自分が助けを求めることに対してネガティブな感情を抱くことを理解し、その感情に寄り添います。「助けて」という言葉が恐怖の原因であれば、その恐怖と共に向き合うことで、少しずつその感情を解放していきます。 -
「助けて」を言う練習
頼ることが少しずつできるようになるために、日常的な小さな「助けて」を練習します。誰かに「ちょっとこれ手伝ってくれる?」と頼むことが、自分を大切にする第一歩です。 -
信頼できる人との関係を強化
安全で信頼できる関係を築き、その関係の中で助けを求めることを体験します。無理なく頼んでも大丈夫だという感覚を持つことが、自己否定の克服に繋がります。
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全体的なアプローチ
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スモールステップ
無理に一気に変わるのではなく、少しずつ自分を感じ、他者に頼る練習を重ねることが大切です。自分にとって優しいペースを守りながら進んでいきます。 -
支援の利用
心理カウンセリングやセラピーを利用することで、感情や行動の根本にあるパターンに対処しやすくなります。また、支援を受けること自体が「頼ること」を学ぶ一歩です。 -
自己肯定感の強化
自分が自分を助けることができる存在だと認識するために、自己肯定感を育てる練習をしていきます。小さな成功体験を重ねることで、自分を価値ある存在として感じられるようにサポートします。
このセラピープランは、あなたが一歩ずつ自己を癒し、成長するための道しるべです。焦らず、自分に合った方法で進んでいきましょう。