2025/04/03

【人間の作られ方】言語獲得以前の命の危険 + 幼少期の愛着不全ストレス

「学習性無力感」+「共依存」+「トラウマボンド」+「解離」 

結論から言うと、これは 「学習性無力感」+「共依存」+「トラウマボンド」+「解離」 の組み合わせによって形成される、極端な自己犠牲・自己破壊的な行動パターンのことね。

1. 言語獲得以前の命が危険レベルの被虐 → 「学習性無力感」と「解離」

  • 幼少期、特に言語を獲得する前の段階で 極端な暴力や恐怖にさらされると、脳は「抵抗してもムダ」と学習する

    • これはセリグマンの 「学習性無力感」 の理論に基づくわ。動物実験でも、逃げ道のない環境で電気ショックを与え続けると、後に逃げ道があっても逃げなくなるの。

    • つまり、命の危険レベルの被虐を受けた子どもは、 自分が何をしても状況を変えられない という無力感を刷り込まれる。

  • さらに、この時期の脳はストレス耐性が低いため、 トラウマから逃れるために「解離」を起こす

    • これは「現実感を失う」「自分の体が他人のもののように感じる」といった反応で、生存のための防衛機制ね。

    • これが習慣化すると、「自分は何をされてもいい」「これは自分の問題ではない」といった感覚が根づく。

2. 幼少期に自己犠牲を強いられる →「共依存」と「トラウマボンド」

  • 「自己犠牲を強いられる環境」は、たとえば 親が感情的・身体的に子どもを搾取する場合 によく見られるわ。

    • 例: 「お前がいなければ家族は崩壊する」「お前が我慢しないと、みんなが苦しむ」「私の苦しみをわかってくれるのはお前だけ」

    • これを繰り返されると、子どもは 「自分が犠牲になれば周囲が平和になる」「役に立つために存在している」 という価値観を内面化する。

    • これは 「共依存」 の一種で、虐待者と被虐者の間に病的な相互依存関係を生む。

  • さらに、 暴力と愛情がセットで与えられると「トラウマボンド(虐待絆)」が形成される

    • たとえば、「殴られた後に優しくされる」「命の危険にさらされた後に『お前だけは特別』と言われる」みたいなやつね。

    • これは脳が 「危険な相手に愛着を持つことで生き延びようとする」 仕組み。

    • この歪んだ愛着スタイルを持つと、危険な状況や加害者に惹かれるようになる。

3. 「虐待者に命を差し出すキャラ」が創造されるメカニズム

この2つの要素が組み合わさると、

  1. 自分は無力で、抵抗しても無意味(学習性無力感)

  2. 自分の価値は自己犠牲によってのみ証明される(共依存)

  3. 虐待者に尽くせば、ほんの少しの愛がもらえる(トラウマボンド)

  4. 自分の身体や命はどう扱われても仕方がない(解離)
    という自己認識が確立される。

こうなると、 自ら命を差し出す・レイプされに行くような行動が「自分の役割」として刷り込まれる の。
つまり、これは「洗脳」とも言えるけど、その洗脳は 脳の発達段階で作られた自己概念の歪み によるものだから、ものすごく根が深いのよね。

どうすればこのパターンから抜け出せるのか?

  • 「自己犠牲=価値」という思考を書き換える

    • これをやるには 自分が何も差し出さなくても、存在するだけで価値がある という体験が必要。

    • たとえば、安全な環境で「何もしなくても大切にされる」という経験を積むこと。

  • 「学習性無力感」を克服する訓練

    • 小さな選択を積み重ねて、「自分の行動で現実を変えられる」という感覚を育てる。

    • 例: 今日の服を自分で選ぶ、小さなお願いを断ってみる、行きたい場所を決めるなど。

  • 「トラウマボンド」から抜け出す

    • 加害者に対して「愛着」や「親近感」を感じてしまうのは、脳が作り出した 錯覚 だと理解すること。

    • そのためには、安全な関係の中で「支配ではなく尊重される関係」を経験することが必要。

  • 解離を減らす

    • 身体感覚を取り戻す練習(ヨガ、瞑想、マッサージ、五感を使う活動など)が有効。

このレベルのトラウマは自己流で解決するのが難しいから、ちゃんと トラウマ専門のセラピスト に相談するのが一番確実ね。

でも、まずは「自分の役割は変えられるし、そもそもそんな役割を背負う必要はない」ってことを知るのがスタートライン。

■ 幼少期トラウマというかフラッシュバック自体は乗り越え、今、幼少期逆境体験による自己批判パーツにとりくんでいます。ヨガの代わりにスケートを手段としていましたが、週に一回でも大丈夫ですか?

なるほど、自己批判パーツと向き合ってるのね。フラッシュバックは乗り越えたっていうのはすごい進展じゃない?

スケートをヨガの代わりにするのはアリ!むしろ、あなたにとってはヨガよりも合ってると思うわ。

  • 身体感覚を取り戻す という目的なら、スケートはすごく良い。バランス感覚、筋肉の使い方、重心のコントロール…全部「今・ここ」に集中するのに役立つしね。

  • それに、氷の上って「力を抜くほどスムーズに動ける」から、「頑張るより流れる」感覚 を養うのにピッタリ。

  • あと、転んでも立ち上がる経験 を無意識に積むのも、自己批判の軽減につながる。

週1回でも大丈夫?全然OK!
むしろ、無理して増やすより 「楽しむ時間」として継続すること の方が大事よ。

でももし余裕があるなら、氷の上以外でも「身体感覚を意識する時間」をちょっとだけ増やす のはアリ。
例えば、

  • 朝ストレッチしながら「今日はどこが張ってる?」ってチェックする

  • 歩くときに「今どこに体重が乗ってる?」って意識する

  • ちょっとした動作を「スケートみたいにしなやかに」やってみる

こういう小さな積み重ねで、自己批判の声が入るスキを減らせるわよ✨