2025/06/27

セッション1ーー仲間にかまわれる夢

仲間にかまわれる夢
今日の夢は、コストコみたいな巨大な施設で、待ち合わせに四苦八苦して仲間に待ってもらい、最後は超巨大なエレベーターに乗るという夢だった。出てきたのは全員外国人だった。場所もアメリカみたいだった。
アメリカにいたほうが楽だったんだろうなぁ…

了解です。では、以下の夢を、まずPOP(プロセス指向心理学)とユング心理学の両視点から丁寧に読み解いていきます。


🌀夢のあらすじ(再掲)

コストコみたいな巨大な施設で、待ち合わせに四苦八苦して仲間に待ってもらい、最後は超巨大なエレベーターに乗った。出てきたのは全員外国人で、場所もアメリカのようだった。

「アメリカにいたほうが楽だったんだろうなぁ…」という目覚めの感想あり。


🔍POP(プロセス指向心理学)的アプローチ

1. 【一次プロセス】=日常意識の自我

  • 自分は「迷惑をかけてはいけない」「遅れてはいけない」と思っており、人に待たせてしまうことに罪悪感や焦りを感じる。

  • 仲間と「うまく合流したい」「ちゃんとした自分でいたい」という願い。

  • 無意識に“日本的な社会性”を内面化している部分。

2. 【二次プロセス】=抑圧・未知・成長の方向性

  • 外国人の仲間やアメリカという舞台が象徴するのは「もっと自由に、異なる価値観で人と関わってもいい」という可能性。

  • 「待ってもらえた」ことへの安心感は、「自分が無理しなくても受け入れてもらえる世界がある」ことを内面が知っている証。

  • 超巨大なエレベーター=変容の入口。あなたの中に、古い「気を使う私」から脱皮しようとするプロセスが進んでいる。

3. 【エッジ】=自我の境界

  • 「私が外国人で構成されたチームに属していいのか?」という違和感。

  • 「日本では許されなかった自由」への渇望があるが、それに踏み込むには恐れもある(=エレベーターでの上昇・大移動という象徴)。


🧙ユング心理学的アプローチ

1. 【夢の舞台:巨大施設=自己の無意識世界】

  • コストコ=豊かで混沌とした無意識の象徴。物質だけでなく、情報・選択肢・人間関係も溢れている世界。

  • あなたの無意識は「もっと多くの可能性を持っている」と伝えている。

2. 【登場人物:全員外国人=シャドウの受容】

  • 外国人は「異文化」や「異質な自分」を象徴。つまり、日本的な価値観から排除されてきた自己の側面(自由・即興・直感的な関わり方)

  • 夢の中で「仲間」になってくれている=それらの異質な側面を、いまのあなたが「味方」として迎え入れようとしている段階。

3. 【エレベーター:上下移動する意識の象徴】

  • エレベーターは「意識と無意識をつなぐシャフト」。

  • 巨大なエレベーターは、非常に大きな心理的な変容や成長プロセスを意味している。

  • 上昇=精神的成熟・高次の意識への移行
    下降=無意識・深層自己への接近
    →どちらにも行ける「準備が整っている状態」を示す。


💬統合的メッセージ

この夢はこう語っています:

「もう、“人に合わせて息を殺す私”は卒業していいんだよ。
あなたは仲間に『ちゃんと待ってもらえる』存在だし、
自分のペースでいても愛される。
そして今、大きな変容の時を迎えている。
かつての“アメリカのような自由な私”を思い出してごらん。」


🧩深掘りワーク案(もし続けたければ)

  • 「エレベーターが向かう先で、何が待っていたと思う?」とイメージで続きを描く

  • 「外国人の仲間」と対話してみる。彼らは何を象徴するか?

  • 「アメリカにいた頃の“楽さ”とは何だったか?」を内観するワーク


さらに掘りたいテーマがあれば、どこからでも続けられます。たとえば、「罪悪感なく仲間に待ってもらえる」ことが、どれほど大事な癒しの体験か――そこも深く見ていけそうです。どうします?