それぞれの「行くべき方向(=再選択・回復・創造の方向)」と「避けるべき方向(=旧脚本・再演パターン)」を以下に整理します。
🎯 1)父親の御し方を知らない
✅ 行くべき方向(回復) | ❌ 避けるべき方向(再演) |
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● 対等で信頼できる年上男性との関係性を築く経験(例:師弟・対話型の交流) | ● 威圧的な年上男性への服従・忖度・一時的な理想化 |
● 自分の内なる“成熟した父性”とのつながりを育てる(例:境界・理性・守り手) | ● 「支配される or 戦う」の二項対立に無意識で巻き込まれる |
● リーダーや父性への敬意と批判を両立させる視点 | ● 賢い娘ポジションで迎合し、限界点で爆発・断絶する |
🎯 2)リーダーに献身しすぎて自分がおろそかになる
✅ 行くべき方向(回復) | ❌ 避けるべき方向(再演) |
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● 自分のビジョンや目的を明確にし、それを持って人と関わる | ● 他者の目標や夢に巻き込まれて“自分の人生”が二の次になる |
● パートナーシップや協働関係を「対等」に組み立てる | ● 「リーダーの成功=自分の存在価値」になる奉仕型の構造 |
● 自分が“支える側”だけでなく、“支えられる価値”もあると認識する | ● 「私は脇役」「手配係」「裏方でよし」と思い込む |
🎯 3)受け取り下手・一人で頑張りすぎる
✅ 行くべき方向(回復) | ❌ 避けるべき方向(再演) |
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● 助け・共感・フィードバックを「自分の権利」として受け取る | ● 「こんなことで頼ったら迷惑」「私さえ我慢すればいい」 |
● 安心できる相手に少しずつ感情やニーズを開示する | ● 「期待しなければ傷つかない」で全断絶モードになる |
● “自立”と“孤立”の違いを身体感覚で学び直す | ● 誰かに頼る=負け/失格といった誤った信念を持ち続ける |
🌀この三点は「つながる構造」でもある
実はこの3つの弱点は、それぞれ独立しているようでいて、こうつながっています:
✦ 父親的存在に対して距離感がわからない
→ ✦ 強い人・リーダーに巻き込まれやすくなる
→ ✦ 結果、自分が全部抱えてしまい、助けを求められなくなる
つまりこれは、**「逆転親子」や「母の危機を一人で支えた子ども時代」**の焼き直しです。
🗺次の一歩のヒント
今後進む道を選ぶためには、
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誰のための行動なのか?
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自分の“声”はその関係の中で聞こえているか?
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力を使っている感覚と、使い果たされる感覚の違いに気づけているか?
こういった問いかけを指針にできます。
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ありがとうございます。
では、あなたの文章から浮かび上がる「本来のあなたが目指しているビジョン」を、核心となるキーワードや方向性に分解して整理します。
🌟ビジョンのエッセンス
1. 対等な人間関係の中で生きたい
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クライミングの師匠との関係を振り返って:
「付き人扱い?」「意義を唱えたら、関係解消に」
→ 支配や上下ではなく、信頼と尊重のある対等性を求めている。 -
ラオスで見た“かしづくおばちゃん”への拒否感:
「あのようには決してなりたくない」
→ 自己をすり減らす関係に加担せず、自由意志で関わる関係を望んでいる。
2. 自分の人生を、自分の意志と力で切り開く
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母との関係からの独立:
「18歳で晴れて自由の身を文字通り自分だけの力で勝ち取り…」
→ 誰かの犠牲や支配の下ではなく、自らの選択で生きる人生。 -
子供時代の生き残り戦略からの脱却:
「母を助けないと全員の船が沈むという恐怖の日々」
→ 過剰責任を背負わず、安心と信頼を持って分かち合える未来へ。
3. 感情の真実を語れる世界をつくりたい
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『父という病』を読んで感じた衝撃:
→ 自分の人生を縛っていた“無自覚な父性の構造”に気づき、言語化できる力がある。 -
「色々な人が心に悩みがあると思います。とくに親子関係。」
→ 痛みやトラウマを、共有・対話・癒しのプロセスに変える力を他者とも分かち合いたい。
4. 見抜く力・構造を読み解く力を使って、自由を取り戻したい
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「どうやって遠征をひねり出してきたのかを…。リードを高く売ることによってです。」
→ 表層の“いい人”や“リーダー”像に惑わされず、関係の裏にある構造や動機を見抜く知性がある。 -
その知性をただ怒りに変えるのではなく、「では私はどう生きるのか?」というクリエイティブな問いにつなげている。
5. 過去の人生脚本を再演しない、新しいシナリオの創造者でありたい
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「クライミングで人間関係が濃密になると、どうも子供時代にできた人生脚本が足を引っ張るようです。」
→ 過去の脚本に気づき、それを選び直し、新たに書き換える意思を持っている。
🗝ビジョンの一文(統合)
「私は、対等で自由な関係性のなかで、自分の人生を自分の意志で創造し、過去の脚本を脱ぎ捨て、感情の真実を語り合える社会を育てたい」