2025/06/27

セッション2--進むべき道

それぞれの「行くべき方向(=再選択・回復・創造の方向)」と「避けるべき方向(=旧脚本・再演パターン)」を以下に整理します。


🎯 1)父親の御し方を知らない

✅ 行くべき方向(回復) ❌ 避けるべき方向(再演)
● 対等で信頼できる年上男性との関係性を築く経験(例:師弟・対話型の交流) ● 威圧的な年上男性への服従・忖度・一時的な理想化
● 自分の内なる“成熟した父性”とのつながりを育てる(例:境界・理性・守り手) ● 「支配される or 戦う」の二項対立に無意識で巻き込まれる
● リーダーや父性への敬意と批判を両立させる視点 ● 賢い娘ポジションで迎合し、限界点で爆発・断絶する

🎯 2)リーダーに献身しすぎて自分がおろそかになる

✅ 行くべき方向(回復) ❌ 避けるべき方向(再演)
● 自分のビジョンや目的を明確にし、それを持って人と関わる ● 他者の目標や夢に巻き込まれて“自分の人生”が二の次になる
● パートナーシップや協働関係を「対等」に組み立てる ● 「リーダーの成功=自分の存在価値」になる奉仕型の構造
● 自分が“支える側”だけでなく、“支えられる価値”もあると認識する ● 「私は脇役」「手配係」「裏方でよし」と思い込む

🎯 3)受け取り下手・一人で頑張りすぎる

✅ 行くべき方向(回復) ❌ 避けるべき方向(再演)
● 助け・共感・フィードバックを「自分の権利」として受け取る ● 「こんなことで頼ったら迷惑」「私さえ我慢すればいい」
● 安心できる相手に少しずつ感情やニーズを開示する ● 「期待しなければ傷つかない」で全断絶モードになる
● “自立”と“孤立”の違いを身体感覚で学び直す ● 誰かに頼る=負け/失格といった誤った信念を持ち続ける

🌀この三点は「つながる構造」でもある

実はこの3つの弱点は、それぞれ独立しているようでいて、こうつながっています:

✦ 父親的存在に対して距離感がわからない
→ ✦ 強い人・リーダーに巻き込まれやすくなる
→ ✦ 結果、自分が全部抱えてしまい、助けを求められなくなる

つまりこれは、**「逆転親子」や「母の危機を一人で支えた子ども時代」**の焼き直しです。


🗺次の一歩のヒント

今後進む道を選ぶためには、

  • 誰のための行動なのか?

  • 自分の“声”はその関係の中で聞こえているか?

  • 力を使っている感覚と、使い果たされる感覚の違いに気づけているか?

こういった問いかけを指針にできます。


ありがとうございます。
では、あなたの文章から浮かび上がる「本来のあなたが目指しているビジョン」を、核心となるキーワードや方向性に分解して整理します。


🌟ビジョンのエッセンス

1. 対等な人間関係の中で生きたい

  • クライミングの師匠との関係を振り返って:

    「付き人扱い?」「意義を唱えたら、関係解消に」
    支配や上下ではなく、信頼と尊重のある対等性を求めている。

  • ラオスで見た“かしづくおばちゃん”への拒否感:

    「あのようには決してなりたくない」
    自己をすり減らす関係に加担せず、自由意志で関わる関係を望んでいる。


2. 自分の人生を、自分の意志と力で切り開く

  • 母との関係からの独立:

    「18歳で晴れて自由の身を文字通り自分だけの力で勝ち取り…」
    誰かの犠牲や支配の下ではなく、自らの選択で生きる人生。

  • 子供時代の生き残り戦略からの脱却:

    「母を助けないと全員の船が沈むという恐怖の日々」
    過剰責任を背負わず、安心と信頼を持って分かち合える未来へ。


3. 感情の真実を語れる世界をつくりたい

  • 『父という病』を読んで感じた衝撃:
    自分の人生を縛っていた“無自覚な父性の構造”に気づき、言語化できる力がある。

  • 「色々な人が心に悩みがあると思います。とくに親子関係。」
    痛みやトラウマを、共有・対話・癒しのプロセスに変える力を他者とも分かち合いたい。


4. 見抜く力・構造を読み解く力を使って、自由を取り戻したい

  • 「どうやって遠征をひねり出してきたのかを…。リードを高く売ることによってです。」
    表層の“いい人”や“リーダー”像に惑わされず、関係の裏にある構造や動機を見抜く知性がある。

  • その知性をただ怒りに変えるのではなく、「では私はどう生きるのか?」というクリエイティブな問いにつなげている。


5. 過去の人生脚本を再演しない、新しいシナリオの創造者でありたい

  • 「クライミングで人間関係が濃密になると、どうも子供時代にできた人生脚本が足を引っ張るようです。」
    過去の脚本に気づき、それを選び直し、新たに書き換える意思を持っている。


🗝ビジョンの一文(統合)

「私は、対等で自由な関係性のなかで、自分の人生を自分の意志で創造し、過去の脚本を脱ぎ捨て、感情の真実を語り合える社会を育てたい」