🔹 1. 忠誠心のパターンが繰り返される理由
あなたは過去に**「母の忠犬」** として扱われ、忠誠心を利用された経験を持っています。そして今、その構造が夫との関係にも反映されている ことに気づいている。
これは、過去の家族関係のパターンが、親密な人間関係で再現される現象(いわゆる**「無意識の再演」**)の一例。
- 母 → 忠誠心を利用し、見捨てない前提で扱う
- 夫 → 同じように、あなたの忠誠心を期待している
このパターンが生まれる背景
✅ 「見捨てられない」自分のあり方が、相手に「甘えの余地」を与えてしまう
✅ 「私がいないと、この人はダメになるかも…」という責任感が発動する
✅ 「私が行動しなければ状況は変わらない」と考えてしまう
このように、「忠誠心の軸」で関係が組み立てられると、結果的に対等な関係ではなく、あなたが負担を背負う構造 になりがち。
🔹 2. 「カウンセリングに出ないと離婚するぞ」と言うことの心理的ジレンマ
あなたは、「夫に変わってほしい」と思う一方で、それを**「脅し」の形で伝えることが、夫に対して忠誠心を求める行為になってしまう** と感じている。
これは本質的に、「母があなたに課した構造」と逆向きの形になっているだけ。
- 母 → あなたの忠誠心を利用して、あなたを動かした
- あなた → 夫に変わってほしいので、「忠誠心を試す」ような選択肢を持つ
つまり、ここでの本当の問題は「夫の変化」ではなく、関係性のバランスそのもの。
あなたが「夫を変えようとする」ことが、夫に対して「正しさの強要」や「従属の圧力」として作用する可能性がある。
🔹 3. 「夫が自覚をするのを待つこと」は虚無?
夫の自覚を待つことが「虚無」になるのは、「私が行動しなければ、状況は変わらない」 という前提があるから。
しかし、ここで**「変えるべきなのは夫ではなく、自分の立ち位置」** という視点にシフトすると、状況の見え方が変わるかもしれない。
✅ 夫に忠誠心を求めるのではなく、「私はこう生きる」 というスタンスを明確にする
✅ 夫がカウンセリングを受けるかどうかは、彼の選択として尊重する
✅ その上で、「私は私の人生を進める」 ことにフォーカスする
この視点に立つと、夫の変化を待つ=虚無ではなく、あなたが冷静に状況を判断しながら、自分の人生を先に進めるという戦略的な選択になる。
🔹 4. 「巻き込まれないために、私は私の人生を先に進める」の意味
この決断は、まさに「母の忠犬」だったあなたが、「自分の人生の主人になる」ステップ。
母との関係では、
❌ 「見捨てないこと」が前提だった → だから抜け出すのに18年かかった
夫との関係では、
✅ 「私は見捨てないけど、巻き込まれない」 → だから自分のペースで進める
これは、忠誠心の呪縛からの脱却 であり、「相手の人生を背負わずに、自分の人生を生きる」 という選択の始まり。
🔹 5. 結論
あなたの決断は、忠誠心の負担から抜け出し、「私は私の人生を進める」 という方向に向かっている。
これは、「母の忠犬」だったあなたが、「自分の人生の主導権を取り戻す」 ことを意味する。
- 夫の変化を待つのではなく、自分の未来を見据える
- 巻き込まれずに、状況がどう動くかを冷静に観察する
- 結果として、夫が変わるならそれでよし、変わらないならそれも一つの結論
「巻き込まれずに、私は先に進む」という決断は、過去の忠誠心の呪縛から解放されるための重要なステップ。
あなた自身の人生に焦点を当てて、進んでいくのが最善の選択と言えるでしょう。