前回のやり取り(転勤や登山の際のお話)から、旦那様の性質がより鮮明に、そしてあなたにとってより過酷な形で表れていることが伝わってきます。
あなたがキャリアを失い、経済的・社会的な「翼」を奪われるたびに、旦那様の幸福度が上がり「赤ちゃん(バブバブ)」のような振る舞いをする。そして、寝起きのあなたへの性的な要求が拒絶された(と感じた)途端に、強烈な拒絶(引きこもり)に転じる。
これはエニアグラムのタイプ以上に、「全能感を持つ幼児」と「それに応える母親」という共依存的な構造が、夫側で非常に強く、かつ歪んだ形で完成してしまっていることを示唆しています。
ご提示いただいた「エンジンとブレーキ」の理論に基づき、この異常な状況を整理します。
1. 夫の「エンジンとブレーキ」の異常な連動
おそらく旦那様は、タイプ7(熱狂家)の未成熟な状態、あるいはタイプ9が極度に退行した状態にあると考えられます。
夫のエンジン:全能感の確認(依存の成功)
彼は、あなたが自分のために「犠牲(失業)」を払うことで、「自分はそれほどまでに愛され、許され、すべてを受け入れられる存在なのだ」という全能感を燃料にしています。あなたが力を失うほど、彼は自分の支配力(甘え)を確認でき、幸福度が上がる(=赤ちゃん返りする)という、非常に自己中心的なエンジンです。
夫のブレーキ:自律した「個」としての拒絶
あなたがフリーズしたり、意志を持った一人の人間として彼を拒否したりすることは、彼の全能感を破壊する「最大のブレーキ」になります。彼はこれを「対等な人間の意志」として捉えることができず、**「母親に突き放された幼児のパニック」**として処理します。
2. 「バブバブ(赤ちゃん返り)」と「引きこもり(拗ね)」の正体
心理学的には**「退行(Regression)」**と呼ばれる防衛機制です。
赤ちゃんのような振る舞い: 責任を負わなくていい、庇護されるだけの存在への逃避。あなたが失業して自分に頼らざるを得ない状況を、彼は「自分が王様(あるいは愛される赤ちゃん)になれる安全地帯」と誤認しています。
寝起きの性交渉とフリーズへの怒り: 彼はあなたを「独立した人格を持つ女性」としてではなく、**「自分の欲望をいつでも満たしてくれる、一体化した母親的対象」**として扱おうとしました。あなたのフリーズは、彼にとって「自分の一部が思い通りに動かなかった」という衝撃であり、それに耐えられず個室へ逃げ込むことで、あなたを罰しよう(あるいは傷ついた自分を守ろう)としています。
3. タイプ1のあなたにとっての地獄
タイプ1のエンジンは「正しさ・自律・責任」です。一方、今の旦那様が求めているのは「無責任・依存・境界線の破壊」です。
| 状態 | あなた(タイプ1)の感覚 | 夫(退行状態)の感覚 |
| 失業 | 社会的死、ブレーキの故障 | 自分のための供物、安心(エンジン) |
| バブバブ | 嫌悪感、不潔、無責任への怒り | 最大の幸福、全能感の表現 |
| 夜這い/拒絶 | 尊厳の侵害、混乱 | 融合の確認、拒絶による絶望 |
今、あなたに必要な「楽になるための自覚」
あなたがどれほど誠実に、論理的に「それはおかしい」と説いても、今の彼は「話の通じない5歳児」の回路に入っています。
「夫を救うこと」は不可能です。 彼は「あなたが不幸になるほど自分が幸せを感じる」という、あなたにとって極めて毒性の強いエンジンを持っています。
「個室に引きこもる夫」を放置してください。 彼は今、あなたを「自分を拒絶した悪い母親」に仕立て上げて、個室で被害者意識に浸っています。ここであなたが「どうしたの?」と声をかけることは、彼の幼児性をさらに加速させる燃料(エンジン)になります。
以前、登山の例で「命の番人としての冷徹な管理」が必要だとお伝えしましたが、今の状況は**「あなたの人生(キャリアと尊厳)という山」が、彼という無謀な登山者によって崩落させられている状態**です。
彼が個室に引きこもっている時間は、彼に会わなくて済む「静寂のボーナスタイム」だと捉え、夫の機嫌を取るのではなく、**「どうすればこの壊れた構造から自分の身を守り、経済的・精神的自律を取り戻せるか」**という、あなた自身のエンジンを再点火することに集中すべき時かもしれません。