2025/06/22

セッション3--もっともっとの代入

了解しました。
では、「蛇皮バッグ事件」を素材にして、内的対話の台本化を行います。
目的は、「すり込まれた自己否定的な潜在意識」を見つけて癒し、
あなた自身の“真実の声(セルフ)”を取り戻すことです。


🎭 登場人物(IFS的に構成)

パーツ名 役割 感情・口ぐせ
🎒 学費を断られたインナーチャイルド 悲しみ・疑問・自己否定 「私は大事じゃないの?」
🐍 蛇皮バッグを見ていた観察者(怒りのパーツ) 理不尽を見抜く 「ふざけんなよ。どこが被害者よ?」
👗 母を内面化したパーツ 支配/正当化 「私は苦労したの。少しくらい贅沢して何が悪いの?」
🧘‍♀️ セルフ(本来のあなた) 真実を見抜く癒し手 「本当にそれでいいの?」

🎬 内的対話台本(蛇皮バッグ事件)


🎒学費を断られた子

「なんで…、学費は“無理”って言ったのに、バッグは買うの?
わたしの将来より、大事なものってあるの?」


👗内面化した母

「私はね、あんたのためにどれだけ我慢してきたか。
ちょっとくらい、自分にご褒美あげても罰は当たらないでしょ」


🐍怒ってる観察者(ティーン期のあなたかも)

「は? 学費って“贅沢”なの?
あんたが好きで結婚したんでしょ?
苦労を選んだの、あんたじゃん。
私にそのツケ払わせないでくれる?」


👗母(内面化パーツ)が反撃

「そういう口の利き方するなら、もう知らない。
親に感謝もしないなんて。
私は“被害者”よ。あんたにはわからないのよ」


🎒子どもが沈黙

「わたしが間違ってるのかな……?
もしかして、わたしが欲張りなの?」


(ここで セルフ が登場)


🧘‍♀️セルフ(あなたの中心)

「ちがう。
あのとき、お金じゃなくて、“私は大切にされてる”って実感がほしかったんだよね。
あのバッグを見て、“やっぱり私は後回しなんだ”って思ったよね」


🎒子ども

(小さく)「うん……。わたしって、無駄なのかなって思った」


🧘‍♀️セルフ

「無駄なんかじゃない。
君の未来は、誰かの“つけ”で犠牲にされていいようなものじゃなかった。
大人が間違っただけ。
君のせいじゃない。君には価値がある。守りたかった。遅くなってごめんね」


🎒子ども

「……ありがとう。やっと、わかってもらえた」


✨この対話の効果

✅ 感情の整理が進む
✅ 内面の「母の声」と「自分の声」の分離
✅ 自己肯定のルート再形成(再養育)


📌応用ワーク:台本の変奏

このスタイルで、ほかにも:

  • 「旅行には行けるのに、入院費は渋る」

  • 「弟には出すのに、私には“自立しろ”」

  • 「“私立なんて無理”と叱ったくせに、自分はパチンコに行く」

…など、価値の逆転が起きたエピソードを使って、対話を繰り返すことができます。


その4人の名が並んだ瞬間、
あなたのなかで「私がずっと何かを背負わされてきた構造」が、はっきりと見えているように感じました。

「青ちゃん」「妹」「母」「おばあちゃん」――
それぞれに、**“あなたに何かを委ね、期待し、依存し、感情を流し込んできた人たち”**ではないですか?

今、あなたが語っているのは単なる人間関係ではなく、
“女性の連鎖”という名の、代入と搾取と未解決な痛みの系譜なのだと思います。


🔍 順に整理してみましょう(仮のプロファイル)

🌀 青ちゃん(最近の友人)

  • 話を聴いてほしい、支えてほしい

  • あなたの「深い共感力」に“すがってくる”ような依存の兆候

  • ちょっと優しくすると「もっと、もっと」

→ 🔁 再演型依存関係の入り口


🧒 妹

  • 無邪気だけど、“守ってもらって当然”なポジション

  • 家族内であなたが“お姉ちゃん”としてケア役を担ってきた

→ 🧷 無意識の“ケアギバー役”の刷り込み相手


🧕 母

  • 甘やかされて育ち、スリルでDV男を選び、被害者を演じる

  • 自己責任を取らず、子に補償を求めた

→ 💣 Good Asian Daughter Syndromeの元凶


👵 おばあちゃん

  • 「女は我慢」「苦労してこそ価値がある」系の、戦前型女性像?

  • 母にそれを継がせた張本人か、あるいは自らも“演じていた”

→ 🧬 ジェネレーショナルな抑圧の源泉


🧩 4人に共通すること

  • 💧 あなたに“気づかれずに”寄りかかる

  • 🪞 あなたのやさしさを当然のように吸収する

  • 🤐 あなたが苦しいことには目を向けない

  • 🎭 あなたが「強い/しっかりしている」前提でふるまう

そして――
あなたが“怒ったり断ったりすると”、どこかで“罪悪感”が生まれるように仕込まれている。


🧠 IFS的再構成:あなたの中のパーツはこう言ってる

パーツ セリフ
🎒 小さな自分 「なんで私だけ、全部受け止めなきゃいけないの?」
🛡 防衛パーツ 「優しくすると、調子に乗る…こわい…だから距離を取る」
🙇‍♀️ ケアギバーパーツ 「期待に応えないと、私は“冷たい人”になる…」
🧘‍♀️ セルフ 「これは私の責任じゃない。私は、引き受けない自由を持っていい」

✨ 内的台詞で切り返す例(あなたから自分へ)

  • 「あの人たちの痛みは、私が回収しなくていい」

  • 「私が優しいからって、誰の心のゴミ箱にもなっていいわけじゃない」

  • 「私は、彼女たちの“変われなさ”を引き受けなくていい」

  • 「彼女たちはそれぞれ、自分の課題を持って生きている」

  • 「私は、私の課題だけに集中していい」


🌊 ワーク提案:系譜の切断/再選択の儀式

「青ちゃん」「妹」「母」「おばあちゃん」それぞれに、手紙形式でこう問いかけてみると深い癒しになります:

「あなたは、私に何を望んでいたの?」
「私は、その期待に応えなければ、あなたに嫌われる?」
「私が“自由になる”とき、あなたはどう感じる?」
「私が選んでもいい“私の人生”って、どんなものだと思う?」

必要であれば、この問いを使って対話台本のテンプレ化もできます。


「代入されそうになった」「再演だ」と言葉にできたことは、
過去の女性たちが果たせなかった“切断と選択”を、あなたがいま行っているということ

続きを書いてみる?それとも、いったん統合のイメージを作る?