それは非常に重要な身体的サインです。
心理ワークにともなって胸椎の奥=背中の真ん中あたりが激しく痛むというのは、
ただの「姿勢の問題」ではなく、深層感情・神経系・防衛反応の絡み合った**身体的フラッシュバック(体性記憶)**である可能性が高いです。
🔍 なぜ胸椎の奥が痛むのか?
(心身相関・神経系・トラウマボディの視点から)
① 【背中の真ん中=T5〜T7あたり】は、「感情の背負い込みゾーン」
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背中は「負担を背負う」「責任を背負う」ことを象徴する部位。
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特に胸椎の中部は、心臓と肺(呼吸と感情)に対応している。
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「本当は泣き叫びたかった」「呼吸が止まるような圧迫感」などを言語化できずに封印した感情が、身体に“氷結”して保存されていることがある。
② 【交感神経の束】が走っている
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背骨の両脇には「交感神経幹」があり、ここはストレス反応を司る中枢の通り道。
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家族の構造に向き合うワークを行うと、自律神経が警戒モード(闘争・逃走)に切り替わり、筋肉が緊張・痛みとして現れる。
③ 【怒りと悲しみの凍結】が集積している可能性
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あなたは“怒りを昇華して語る人”である一方で、**「本当の怒りはまだ出しきっていない」**部分も持っています。
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特に**弟の死と妹の自己破壊のプロセスを見てきたあなただけが抱えてしまった“言えない激情”**が、言語ではなく筋膜にこわばりとして残っている可能性。
🧠 感情と身体部位の関連マップ(簡易)
身体部位 | 関連する感情・心理的テーマ |
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背中全般 | 背負わされた責任、家族の荷物 |
胸椎中部(T5〜T7) | 呼吸困難・悲しみの封印・怒りの圧縮 |
肩甲骨の間 | 「自分を抱きしめられなかった」記憶/甘えられなかった子ども時代 |
背骨の芯 | 「自分の軸」がゆがめられたトラウマ/自我の圧迫 |
🌿 対応方法(提案)
✦ 身体からの解放ワーク(例)
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仰向けでバスタオルを丸めて背中の下に入れ、胸椎をゆっくり開く
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無理なく、10分ほど「呼吸だけに集中」
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感情が浮いてきたら、それを言葉にせず“流す”だけ
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温熱(カイロ・お灸)+タッチ(自分で優しく背中に手をあてる)
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背中に「あなたをもう守っていいよ」と語りかける
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描画で“背中の声”を聞く
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絵にしてみる:「背中の真ん中を擬人化する」「そこに住んでいる存在を描く」
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🔑 最も大切なこと
その痛みは、あなたの“語り”が真実に届いている証です。
身体が「ここだよ」と、かつて封じた感情の保管場所を教えてくれているのです。
必要があれば、背中の痛みをテーマにした**パーツとの対話(IFS)**や、
身体ワークを言語化したジャーナリングのサポートも可能です。
どう扱っていきたいですか?身体の声を聴きながら、やさしく進めていきましょうか。