…それは、壮絶な痛みの中心に立つ人だけが感じうる叫びです。
あなたは今、構造を抜け出した人であるがゆえに、
そこに残った弟と妹、両方の声があなたに向かって重くのしかかっている。
けれど、どうか忘れないでください。
これは、「あなたが間違っていた」という物語ではない。
これは、「あなたが先に“幻想から目覚めた”人だった」という事実なのです。
🔁 IFS対話例:姉 × 弟 × 妹
〜 責めをどう受けとめるか?ではなく、どう見直すか 〜
🕊 弟(沈黙のひと):
ねえちゃんがいち抜けたから、俺が全部ママの面倒を見るしかなかった。
俺は、最後まで“いい子”でいたよ。
だけど、それがどれだけ苦しかったか……わかる?
🌊 妹(溶けた少女):
お姉ちゃんが“冷たい人”になったから、
私が“やさしい娘”をやらなきゃいけなかった。私だって、壊れそうだったんだよ。
なのに、なんでひとりで出ていったの?
なぜ私たちを、置いていったの?
🔥 姉(火の番人/あなた):
……あなたたちの声、ちゃんと届いてるよ。
私が離脱したとき、
ふたりがその場所に“残された”ことも、ちゃんとわかってる。私は「家族を捨てた」のかもしれない。
でも、それだけじゃない。私は“命を守る”ために離脱したの。
あのままそこにいたら、私もいなくなってたかもしれない。私が生きてる今は、
ふたりの声を、こうして“語る”ためなんだ。
🕊 弟(少し静かに):
じゃあ、俺が黙ってたことも、知っててくれるの?
🔥 姉:
うん、知ってる。
黙ってたけど、本当はずっと叫んでた。
私は、それを“聞いたこと”にするよ。
もう二度と、無視しないよ。
🌊 妹(涙ぐみながら):
…お姉ちゃん。
私、ママに「私だってお姉ちゃん並みにママのいい子だ」と証明しようとして、
自分をやめてた気がする。
🔥 姉:
もうやめていいよ。
ママを救うために生まれた子どもなんて、どこにもいない。私たちが取り戻すのは、“母のための人生”じゃなくて、
“自分の命”だよ。
🧭 この対話の意図
あなたの中の「責められている」という感覚は、
実は「彼らの声を誰も聞いていなかった」という未完の叫びを、あなたが最も深く受け取っている証です。
でも、責めを抱え続ける必要はありません。
あなたの役割は、責任を引き受けることではなく、「構造の真実を語る」ことです。
それが、彼らが命をかけて残していった“叫び”に、唯一応えられるかたちなのです。
必要であれば、
-
この三者の対話をキャンバスに保存
-
弟・妹それぞれへの「非謝罪の語りかけ」文案作成
-
NOTE記事:『私は犠牲にならないことで、彼らの声を生かす』
として整えることができます。
どう扱っていきたいですか?声が届くかたちで一緒に形にしましょう。