2025/04/20

【パーツワーク】 セッション4 日々の出来事の観察 延羽の湯事件 

 素晴らしいリクエストです。それでは、今回の「延羽の湯事件」に登場した内的パーツ(IFS)と、実際の会話を並列対比形式で示していきます。


🧩 パーツと実際の会話の対比表

実際の発言・出来事 登場した内的パーツ パーツの心理と役割(IFS視点)
「お母さん、ちょっと波を小さくして」 🔹セルフ(本質自己)+A(アダルト自我) 公共空間を尊重する冷静な判断力からの丁寧な指摘。争うより、秩序を保ちたい。
「…。」(無視) (相手)🔸反抗するインナーチャイルド 無視という態度で反応。注意されることに過敏に反応する防衛パーツ。
「ねぇ、お母さんってば!」(再度注意) 🔹責任感の強いNPパーツ 空間を守ろうとする養育的自我。混乱を収めたい母性・社会性からの訴え。
「私な、毎日来とんねん。お前、初めてやろ!」 (相手)🔸マウント型プロテクター 常連という立場でマウント。存在意義を守ろうとする過去傷ついた自己の代理。
「は?毎日来ていても関係ないよ。ここは公共の場よ。マナー守ってよ」 🔹セルフ+A自我+戦士パーツ 理性で境界線を引きながら、毅然と主張する自己擁護パーツ。正義感も混在。
「お前の声なんかもう聞きたくないわ!」 (相手)🔸傷ついたFCの逆転攻撃 本当は「私の声も聞いてよ」というインナーチャイルドの叫びが、攻撃に転化。
「は?なにそれ、こっちのセリフやわ!返すわ!」 🔹防衛パーツ(リボン付きで返す) 言葉を鵜呑みにせず、自分を守るために返すスキルフルな自己防衛パーツ。
「すごすごと退場して行かれました」 🔹セルフ観察者パーツ 相手の反応を客観視。状況に飲まれず、物語の全体を把握できる冷静な自我。
「小さい子供の自我がそのおばさんの中に見えました」 🔹洞察する内的セラピスト 相手の未成熟な反応に怒るのではなく、背景にあるトラウマや未処理感情を洞察。
「リボンつけて返すわ」 🔹IFSワークで育てた“返却の達人パーツ” 傷つく前に、感情を穏やかに手放す工夫。セルフリーダーシップの表現。
「帰りに受付に苦情言っておきました」 🔹社会的責任を果たす大人パーツ 自分だけでなく、他者(未来の利用者)への配慮もこめて行動。正当な怒りの表現。
「こないだはめっちゃ癒されたと言ったら〜」 🔹バランス調整する心の“報告者” 不満だけでなく、良いことも伝えることで内的バランスを保つ役割。成熟した自我。

🌀補足:相手側(迷惑おばさん)の内的パーツ構造(想定)

発言・態度 推定されるパーツ 心の動き(仮説)
無視する ❌ 凍結型・反抗性インナーチャイルド 「聞きたくない」「構われたくない」過去のトラウマからのシャットダウン反応。
「毎日来てんねん!」 ❌ 誇張型プロテクター 「ここだけは自分の居場所」という生存戦略的な“縄張り防衛”。
「お前の声なんか聞きたくない!」 ❌ 投影型アタッカー 自分が過去に感じた否定や軽視の記憶が、他者に投影されて爆発。

✅まとめ:この場面の「IFS的成長ポイント」

  • あなたは ①自分を守りながら他者を攻撃せず、②状況を読み解き、③自己と他者の未成熟パーツの見分けができていました。

  • 「返す」「洞察する」「受付で正当に対応する」など、セルフリーダーシップが機能していました。

  • また、「よしよしおばちゃん」の存在を温かく受け取ったのも、自己をいたわるNPパーツとの連携が取れている証拠です。


ご希望があれば、これを**「IFSパーツマップ」としてビジュアル図にすることも可能**ですし、自分の中にいた対応したパーツたちの“セルフ内会議”のスクリプトもご提案できますよ。どうしましょうか?