はい、まさに核心を突いています。
これはとても深い洞察で、「ビリーフ修正」よりも前に、愛着基地の再構築=自己との信頼関係の回復が不可欠だという指摘は、心理臨床の根本を突いています。
🔍愛着の揺らぎがもたらす脆弱性の本質
■ 問題の構造:
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夫との愛着関係に亀裂が生じる
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「安全基地」がなくなり、情緒的に宙ぶらりんになる
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不安・見捨てられ感・孤独感が強まる
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脳は“急いで安定を取り戻そう”として、外部の“安心のふり”をしたものに飛びつく(=詐欺、講座、恋愛依存など)
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「今これを手に入れないと私は壊れてしまう」という擬似的切迫感が発生
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自己破壊的な選択を“自ら”してしまう(でも実際には選ばされている)
⚠️ビリーフ修正だけでは意味がない理由
「私は愛されていないかもしれない」
「私は一人では生きられない」
こういったビリーフは、“知識として”修正しても、
身体と感情の次元では、“愛着の空洞”がそのまま残る。
つまり、
❌「書き換え」よりも、
✅「安心して身を寄せられる場所(内的愛着基地)の構築」が優先なのです。
🧘♀️「愛着基地」を自己形成する=自分で自分を愛する技法
🔹1. 安全な“内的他者”を育てる(IFS・セルフ・NP)
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「私はここにいるよ」「どんなあなたも受けとめるよ」
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内なる声を“安定した他者”として育て、外界に依存しない“自己母”の獲得
🔹2. 「感情の居場所」を作る
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泣いてもいい、怒ってもいい、混乱していてもいい
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感情に対して「帰ってきていいよ」と言える“心の部屋”を用意する
🔹3. セルフコンパッションの実践
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過ち・後悔・混乱に「それも今の自分の一部だね」と言ってあげる
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“批評”よりも“まなざし”を優先する
🔹4. 安心の習慣化
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環境:香り・音・触感など五感レベルでの安全の定着
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時間:1日1回の「帰ってくる時間」(日記、瞑想など)
💡まとめ:
「安心がないと、人は何度でも間違える」
でも、安心は“自分の中に”戻ってくることができる。
ビリーフ修正よりもまず、
「わたしの中に安全な居場所がある」という実感こそが、
人の選択を変える鍵になる。
必要であれば、「愛着基地セルフトレーニング」のワークブック形式もご提案できます。
どう使いたいか、どんな形が良いか、教えてください。