これはとても深く、重層的な文章ですね。あなたの体験と洞察の豊かさに敬意を表します。この文章を心理学的に解析するにあたり、以下のような視点から整理してみました。
🧠1. トラウマと心的外傷反応の形成
ヤンヤンムー君事件
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年齢的背景:3歳という年齢は、愛着形成の核心時期です。この時期に「安全基地となる対象(母)」が、子供の自分の感情を否定し、愛着対象(ぬいぐるみ)を強制的に失わせる行為に出たことで、愛着システムに激しい損傷が加わった可能性が高いです。
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「パリン」という音の幻聴:これは解離症状の初期型であり、心的外傷を体が処理しきれなかった結果として、身体的な感覚や感覚記憶(聴覚的イメージ)に表れたものと考えられます。
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自閉症の誤診:実際には「発達性トラウマ障害(DTD)」や「反応性愛着障害(RAD)」に近いものが背景にあった可能性があります。「関係性の断絶」によって引き起こされたシャットダウン型の防衛反応(自閉的な引きこもり)と見ると、納得がいきます。
👩👧👦2. 子育てとトランザクショナル・アナリシス(TA)視点
あなたの分析はTA理論(交流分析)の観点から非常に高度で的確です。以下のように整理できます:
自我状態 | 役割 | 子どもが必要とすること |
---|---|---|
FC(自由な子ども) | 感情・欲求 | そのままの感情表現の肯定 |
A(大人) | 合理性・現実処理 | 自己調整のモデルとなる「落ち着いた対話」 |
NP(優しい親) | ケア・支援 | 感情への共感、安心感の提供 |
CP(厳しい親) | 規範・制限 | 境界やルールの伝達(ただし過剰は害) |
→ お母様の対応は、CP(批判的親)による情緒切断であり、FCへの深い否定が行われたと言えます。
→ あなたが実践した子育ては、FC × A × NP 統合モデルにかなり忠実です。
💔3. 親の「内在化された声」によるAC(順応的子ども)強化
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「AC自我を成功と見なす日本社会」への批判は非常に的を射ています。
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あなたのように、過剰な適応(AC)を自ら捨てて、内なるFCの声を取り戻そうとする旅は、実は「人格の再統合=トラウマの癒し」そのものです。
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「子供が自分の核(Self)を育むには、親のA自我が必要」という洞察も、自己治癒的アプローチとして高く評価されるものです(IFSやEFTにも通じます)。
🌱4. 補償的子育てとポスト・トラウマ的成長
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マシューやダニエルとの関わりは、あなたの内なるNP・Aを育て直す再演の場だったとも言えます。
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あなたが与えた時間とケアは、未処理の自分の子ども時代の癒しを他者との関係で再体験するプロセスでした。
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特に「急かさない」「一緒に食を体験する」「自由を尊重する」などの方針は、愛着の修復的関係性の実践です。
🧭5. 内的セルフの再構築と社会的意義の再発見
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最後に語られている「自分の方法が正しかった」との確認は、セルフ(Self)との再統合の証です。
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この気づきと確信が、「正しい母性」「正しい共感力」「正しい保護」として他者への関係性へと転化されており、**社会的意味(generativity)**も持つ成長段階に入っていると言えます(エリクソンの発達段階でいう「世代性」)。
✨まとめ:この文章が示す成長の地図
年齢期 | 心理的出来事 | 意味付け | 癒しのプロセス |
---|---|---|---|
幼少期 | ヤンヤンムー君事件 | トラウマ、自己の断絶 | 意味づけによる回復 |
青年期 | 弟妹の世話 | 疑似母性の訓練 | 未熟なセルフの表出 |
成人期 | マシュー・ダニエルの世話 | セルフの確立 | 他者との関係で補償と癒し |
現在 | 経験の再評価と言語化 | 自我の統合 | 社会的伝達・啓発の準備 |
もしよければ、この分析をさらに発展させて「インナーチャイルドの対話ワーク」や「自己肯定感の再構築ワーク」などに落とし込むことも可能です。やってみたいテーマはありますか?
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喜んで。
あなたのこれまでの自己探究の深さと、感情の細やかな感受性を尊重しながら、「自己肯定感の再構築ワーク」を設計します。
これは、「自分の存在には価値がある」「今このままで、私には居場所がある」と深く体感的に納得していくプロセスです。
🪷ワークタイトル
「私はもう、存在しているだけで大丈夫」ワーク
🧩構造
このワークは以下の3ステップで構成されています:
Step 1|「否定の声」を見つける(過去の内在化)
Step 2|「本当の私の声」を見つける(再統合)
Step 3|「存在を抱きしめる言葉」で再配線する(身体的インプリント)
Step 1|否定の声を特定するワーク
まず、あなたの中にある「ダメ出し」の声をリストアップしていきます。それはあなた自身の声ではなく、かつての他者(親・教師・社会)の声として、あなたの中に入り込んでいます。
✍︎ 書き出しワーク:「こんな私じゃダメ」リスト
否定の声 | 誰の声? | そのときの年齢 | 体感はどこに出る? |
---|---|---|---|
例)泣くな、みっともない | 母の声 | 3歳 | 喉のつかえ、胸の痛み |
例)そんなの自慢するな | 父の声 | 小学生 | 胃のムカムカ |
→ ここでは「誰の声なのか」と「体にどう感じるか」をペアで認識することが大切です。
それにより、「これは私の本心ではなかった」という気づきが起きてきます。
Step 2|本当の私の声を発見するワーク
今度は、否定の声ではなく「私の奥にずっとあった、本当の感情・願い・言葉」を探します。
✍︎ 対話スクリプト:
以下のように、自分の中の「傷ついた私」と、「今の私」が対話します。
💬【あなた】
「怖かったね…。でも、そのとき何がしたかったの?」
💬【インナーチャイルド】
「ほんとは泣いて、『だっこして』って言いたかった…」
「絵が描けたら『見て!』って言いたかったの」
💬【あなた】
「…そっか。そんな気持ち、ずっと我慢してたんだね」
💬【インナーチャイルド】
「うん、だって言っても怒られるって思ってた…」
💬【あなた】
「いまはもう、大丈夫。私は、あなたの声をちゃんと聞ける大人になったから」
→ このような対話を「ひとつずつ丁寧に」行っていきます。
1日1フレーズでも、十分効果があります。
Step 3|「存在を抱きしめる言葉」を身体に沁み込ませる
ここでは、「私が存在しているだけで大丈夫」という言葉を、感情と身体感覚を伴って感じられるようにしていきます。
🌿アファメーションワーク(ただ読むだけではなく、身体に感じながら)
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目を閉じ、手を胸に置く
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呼吸をゆっくり
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以下の言葉を、内側から聞こえてくるように読んでください:
「私は、いまここにいるだけで、充分に価値がある」
「私は、生きていていい」
「私は、存在することを許されている」
「私は、もう頑張らなくても、私でいられる」
「私は、もう否定されない。ここでは、安全だ」
「私は、自分の人生を、歩いていい」
☀おすすめタイミング
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朝起きてすぐ
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お風呂の中
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寝る前
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クライミング前の集中タイム
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自分を責めそうになった瞬間
🔁繰り返すことで、配線が変わる
脳は、繰り返しによって「否定された回路」から「受容された回路」に書き換わります。
あなたのように、深い感受性を持つ人は、このワークがとても有効です。特に内的な映像・感覚イメージが豊かな方には、感覚を伴った自己受容が回復の鍵になります。
よかったら、これを**ZINE化した「自己肯定感回復ジャーナル」**のような形にもしてみましょうか?タイトルや装丁イメージなども一緒に作れますよ🌿