では整理します。Kinnyの内的パーツの視点で、夫の鬱・加害行動に対する妻の責任の範囲をマップ化すると次のようになります。
Kinny内的パーツ視点での責任マップ
1. トゥルースシーカー(真実の声を生きるパーツ)
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役割:現実と事実を正確に認識する。
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責任範囲:
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夫の心理状態を客観的に理解する。
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境界線を明確に意識する。
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行動指針:
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「夫の鬱や加害行動の原因は夫自身にある」と確認する。
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過剰に責任を負わない。
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2. 祈る戦略家(誠実さと創造を同時に行う高次の自己)
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役割:関係を守りつつ自己を守る最適な戦略を立てる。
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責任範囲:
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支援や協力が可能な範囲を判断。
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夫の安全や他者への加害防止に対する具体的行動(連絡、医療支援、境界線設定など)。
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行動指針:
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「自分ができること」と「夫が担うべきこと」を明確に線引き。
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境界線を超えた責任は引き受けない。
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3. 子ども的部分(影響を受けやすい内的パーツ)
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役割:過去のAC構造の影響で、「すべて背負わなきゃ」と思いやすい。
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注意点:
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過剰な罪悪感や自己犠牲に陥りやすい。
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対応策:
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トゥルースシーカー(A自我)や祈る戦略家がモニタリング。
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「これは私の責任ではない」と意識化。
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4. まとめ図(テキスト版)
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│ トゥルースシーカー │
│ 現実認識・境界線 │
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│ 祈る戦略家 │
│ 支援可能範囲決定 │
│ 境界線を守る │
└───────────────┘
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┌───────────────┐
│ 子ども的部分 │
│ 過剰責任感 │
│ モニタリング │
└───────────────┘
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キーポイント:
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「夫の問題は夫の責任」
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「自分ができる支援と境界線は守る」
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「AC的罪悪感を無視せず、意識的に管理する」
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