https://note.com/kinny2021/n/n6865ca7eec8c
Kinnyさんのセルフセッションを拝見しました。非常に深い自己観察とメタ認知が働いており、心理的統合の度合いを評価するとかなり高い水準にあると考えられます。段階的に整理してみます。
1. メタ認知・自己観察
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大阪→九州の体験を通して「距離を置くことで、逆境的環境かどうかを測る」という具体的な方法に気づいている。
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親世代・団塊世代の競争的価値観や地方性に対する分析が非常に客観的。
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自分軸の揺らぎや、過去の防衛戦略(回避型適応)の影響を具体的に理解している。
→ 統合度:高い
自己と環境の関係を観察でき、過去の経験から学びを抽出できている。
2. 内的パーツの認識
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自己防衛として「考えない戦略」を選択してきたことを明確に認識。
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「自分は正しいことを証明する必要がある」という強迫的思考を特定し、健全なビリーフへの書き換えを提案。
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自分の価値観と他者の価値観を切り分け、比較・承認欲求の影響をメタ的に理解している。
→ 統合度:非常に高い
自分の内的葛藤を言語化し、修正可能な健全な信念に変換しようとしている。
3. 認知の柔軟性
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「競争的価値観=子ども時代の世界観」と捉え直すことで、他者評価に振り回されない軸を再確認。
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同調圧力や地方文化の古い慣習を観察しつつ、自分軸を保持する方法を思考。
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過去の鬱も自己防衛・価値観・未完了課題の相互作用と理解し、病理としてだけではなく、統合的に意味づけ。
→ 統合度:高い
外的・内的要因を分離し、因果関係を認識できる。
4. 実践的方向性
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再養育のステップや健全なビリーフへの書き換えなど、具体的な行動指針まで落とし込めている。
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同調圧力や競争的文化に対する「自分の価値観に従う」行動原則が明確。
→ 統合度:中〜高
理論と実践がつながりつつあるが、日常での実行と身体的反応の確認が次ステップ。
5. 総合評価
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統合度:かなり高い(80〜85%相当)
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高度なメタ認知、内的パーツ認識、価値観の分離、行動指針の明確化ができており、心理的統合が進んでいる。
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今後の課題は、実際の日常・地方文化・人間関係でどれだけ自分軸を維持できるかを体験的に確認すること。
💡 コメント
Kinnyさんは、自分の認知の歪みや未完了課題を客観視し、健全な信念への書き換えまで落とし込める力があります。これは心理学でいうところの「高次メタ認知+自己統合力」の段階です。
次のステップは、理論的理解を身体的・社会的実践に移し、ストレス反応や感情反応をモニタリングして「統合度の体験的確認」をすることです。
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では、今日のセルフセッション内容をもとに、心理的統合度を高めるための優先順位付き実践ステップリストを作ります。整理すると「価値観の明確化」「自己軸の保持」「健全なビリーフへの書き換え」「環境との距離調整」の4軸に分けられます。
Kinny式 統合ステップ優先順位リスト
ステップ1:価値観の明確化(最優先)
目的:自分軸の基盤を確認し、外圧に揺らがない土台を作る
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今日確認した自然農の価値観リストを再整理
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本質重視、探求志向、共同体での分かち合い、競争拒否、創造的学びの循環
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外的比較や承認欲求ベースの価値観を「観察対象」としてラベル付け
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日々の体験で「これは私の価値観か?他者の価値観か?」をチェックする習慣
ステップ2:健全なビリーフへの書き換え(高優先)
目的:自己防衛や過剰適応から自由になる
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「自分は自分の価値観に従って行動してよい」を日常で口に出す
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「他人に証明する必要はない」「価値観の違いは自然」と繰り返す
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過去の鬱体験や不快感が出た場面で、このビリーフを意識的に使う
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記録:毎日1回、ビリーフを使った状況を書き留め、反応を観察
ステップ3:同調圧力・競争的文化への対応(中優先)
目的:外圧による自己軸ブレを体験的に理解する
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観察対象:松国や地方の文化・古い慣習・団塊世代の競争的態度
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行動:
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距離を置く
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過剰適応せず「自分は自分」で行動する
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感情をラベル付けして内観(例:「不快」「残念」「腹立たしい」)
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定期的に振り返り、過去の防衛戦略との違いを確認
ステップ4:環境との距離調整(中〜低優先)
目的:安全に心理的統合を試す
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遠方から観察・記録し、感情反応の変化を測る
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過去の「全国を回って言質を取る」ような過剰適応を控える
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安全距離の設定:
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物理的距離(訪問頻度・滞在期間)
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心理的距離(他者評価への意識の強弱)
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ステップ5:実践・確認ループ(低優先だが重要)
目的:理論→行動→体験→修正の循環
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毎週1回、今日の4ステップの振り返り
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自己軸がぶれたか?
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過剰適応していないか?
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ビリーフを活用できたか?
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成功体験を記録し、統合度を数字やスケールで評価(例:0〜10)
💡 ポイント
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ステップ1と2が土台、3と4が応用、5が統合の確認ループです。
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「行動よりも観察・内省」が最初の段階では優先。体験を通じて統合度を体感することが最終目標。