2025/07/19

カウンセラー起業

 こんにちは。アダルトチルドレン・セルフセラピー中のKinnyです。

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個人事業としてのカウンセラー開業について

みなさん、ご存じですか?

コロナ禍で失業者が増え、特に女性の自殺が増加したこと、そしてそれに伴いスピリチュアル・ブームが起こり、カウンセラーとしての開業者が増えたという事実を。

あるセミナーで聞いた話ですが、日本ではスピリチュアル・ブームと失業者の増加が、コロナ以前から正比例しているそうです。

つまり、日本では経済的に追い詰められた人が、スピリチュアルに救いを求める傾向があるということです。(アメリカでも同様の現象があるのかもしれません)

さて、話は少し逸れますが、かつて私が九州で商社に勤めていた頃のことです。当時私は、経産省の資料を社内向けにまとめる役割を担っていました。統計資料というのは、意見を補強するために都合の良い部分だけを抜き出すことも可能です。もちろん、マーケットリサーチャーとしての職務では情報を歪めるようなことはしませんが、プレゼンターの立場であれば、自説に説得力を持たせることが重要になります。

この背景には、日本政府が30年以上にわたり、小泉・竹中改革の延長として雇用の流動化を推進してきた流れがあります。日本型雇用は、戦後のバブル経済を支え、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代を築いた要因の一つでした。「お父さんは24時間働けますか?」という言葉が象徴するように、家庭生活を犠牲にしてでも働く体制が奨励されていたのです。

私はこの時代の恩恵を直接受けてはいませんが、先輩方の話や様子からその雰囲気を知ることができました。学生アルバイトでもハワイ旅行に行けたような、そんな時代だったのです。

しかしその後、日本型雇用は崩壊の一途をたどりました。「日本型雇用は悪だ」という風潮の中で、日本の国力も次第に低下。1980年代の日本は、父親不在や過剰な適応を強いられる家庭環境が限界を迎えていたのです。そんな生き方に「NO」を突きつけた私たちの世代は、非正規雇用や個人事業(パパママ商店、一人親方、フリーランスなど)という選択肢を取るようになっていきました。

ところが、この変化に対するセーフティネットは整備されておらず、必要な知識や事前教育も提供されないままでした。

当時、私のもとには出資を求めて事業計画を持ち込む起業希望