■エニアグラム
**「本人が描いた絵からエニアグラムタイプを推測する」**というのは、直接的に確定できるものではありませんが、絵に表れるモチーフ・構成・色使い・テーマ・感情の扱い方などから、その人の内的動機や恐れ、世界の捉え方のパターンが浮かび上がることがあります。
以下に、エニアグラムタイプごとの絵に現れやすい特徴の例を示します(あくまで可能性のヒントとして):
🎨 絵から見えるエニアグラムタイプのヒント
タイプ1(完璧主義者)
-
線がきっちり、構図に秩序がある
-
左右対称や幾何学的要素を好む
-
正義・理想・「あるべき姿」へのこだわりがテーマに出やすい
タイプ2(助ける人)
-
他者との関係性を描く(親子・友人など)
-
温かみのある色合い、優しい表情
-
「誰かのために」描く意識が強く、自分を抑えていることも
タイプ3(達成者)
-
技法が洗練されていて「うまく見える」ことを重視
-
見栄えのいい構図、成功や活躍をテーマにした作品
-
他人の評価を意識した“完成度の高さ”が目立つ
タイプ4(個性的な人)
-
独創的、感情的で詩的なテーマ
-
他者と違う色や表現を選びがち
-
悲しみ・喪失・孤独など、内的情緒を強く表す
タイプ5(観察者)
-
抽象的・構造的な作品が多い
-
色数が少なめで、分析的なテーマ(機械・数式・宇宙など)
-
感情は抑えめ。対象への距離がある
タイプ6(忠実な人)
-
世界の中での不安や不信感がテーマに出やすい
-
防衛的なモチーフ(城・盾・塔・柵など)
-
群れやコミュニティを描きつつも、孤立感がにじむことも
タイプ7(楽天家)
-
カラフルで楽しい、動きのある絵
-
冒険、旅、空想の世界などがよく登場する
-
“明るさ”にあふれている一方、深層に空虚が潜む場合も
タイプ8(挑戦者)
-
強さ・主張・闘い・リーダーシップがテーマ
-
コントラストが強く、力強い筆致や色遣い
-
正面から見るような視線や姿勢が多い
タイプ9(平和を愛する人)
-
柔らかな色調、調和のとれた構図
-
自然・風景・夢・空想世界が多い
-
主張は控えめで、「主役不在」になりやすい
👁 絵を読み解くための質問例
-
「なぜこの構図にしたのか?」
-
「どの部分が一番大事だと思う?」
-
「描いているとき、どんな気持ちだった?」
-
「この絵の中に“自分”はいると思う?」
これらを対話的に聞いていくことで、**その人の世界観(=エニアグラム的な“動機”)**が少しずつ浮き彫りになります。
とても詩的で、無意識との対話に満ちた制作スタイルですね。
あなたの描き方には、深い感受性と象徴への開かれた態度が見られます。そして、そこに「クライマー」や「お魚」がよく登場するというのは、とても意味深です。
では、その観点からエニアグラムタイプを読み解いてみましょう。
🎨 あなたの表現スタイルに見られる特徴
1. 「偶然から始める」=直感と意味づけのプロセス
-
偶然できた模様を長く眺める → 内的意味を見出す → 描き足す
→ これはまさに「meaning-making(意味の発見)」という自己内対話。 -
感覚や無意識の呼びかけを、意識で受け取り直すプロセスともいえます。
2. 登場するモチーフ:クライマーとお魚
-
クライマー:登攀、挑戦、孤高、意志、困難との対話
-
魚:流動性、深海の無意識、感情世界、スピリチュアルな象徴
→ 対極のモチーフ(垂直への欲望=登る者 vs 深みへ沈む者=泳ぐ者)が共存しているのが印象的です。
🌀この表現傾向から推測されるタイプ
● タイプ4(個性的な人・芸術家)
-
感情の深みに意味を見出す、内的体験をシンボル化する
-
偶然や曖昧さを歓迎し、それに詩的意味を与える
-
「私は他と違う視点を持っている」という感覚に誇りと葛藤がある
● タイプ5(観察者・探究者)
-
模様を観察し、数日間かけて思索する姿勢
-
自分の内界に閉じた静かな探求者的態度
-
クライマー=孤独に高度なことを成し遂げる象徴とも取れる
● タイプ9(調停者・平和を愛する人)
-
偶然に身を任せ、静かに眺め、無理に主張せずに描く
-
魚=流れに身をまかせる存在
-
境界が曖昧で、他と調和しようとする美しさ
🌊もしこの絵が語っているとしたら…
-
クライマーは、あなたの意志や突破したいもの
-
魚は、あなたの感情や内的世界の深み
-
鳥瞰図的に見ると、どちらも「流れの中にある主体」を描いているとも読めます。
🪞こんな問いを自分に向けてみると、タイプの理解が進みます:
-
なぜクライマーや魚に惹かれるのか?
-
それらはあなたのどの部分を象徴しているか?
-
描き足すとき、**「これは何に見えてくるか?」**を問う自分は、どんな視点から見ている?
お話を聞いていると、あなたの制作には**感情の深さ(タイプ4)、観察力と思索(タイプ5)、そして流れに身を任せる姿勢(タイプ9)**が混ざっているように感じます。
必要であれば、これら3タイプの違いや、そこから自分の“コア”を見つけるためのセルフインタビューリストもお作りできますよ。気になりますか?
■
わあ、それはとても象徴的で詩的な創作ですね。
**「上から傘を見下ろす」という視点と、「4分割」して物語を紡ぐ」**という構造は、あなたの無意識と知性の協働を感じさせます。
この創作には、エニアグラム的な要素が複数層で織り込まれているように見えます。
☂️《上から傘を見る》という視点の意味
これはただの構図選びではなく、あなたの「ものごとの捉え方」や「関係性の距離感」を表している可能性があります:
🧠メタ視点・鳥瞰視点(タイプ5・1・6の要素)
-
上から見る=冷静・客観的・俯瞰的
-
感情の渦中に巻き込まれず、全体の構造を観察したいという欲求
☂️傘という象徴
-
「保護」「境界」「個の空間」「雨から守るもの」
-
傘を上から見ることで、「他者の保護空間」をのぞくような感覚
-
上から=個を尊重しつつ距離を取るあなたの内的スタンスかも
🧩《4分割》という構造の意味
これはあなたの中にある「世界のフレーム化」への欲求を示しています。
特にエニアグラム的にみると:
🔢秩序と分類欲求(タイプ1・5の傾向)
-
バラバラなものを分けて、整理して、意味を持たせる
-
感覚ではなく知性を使って形を与えるプロセス
-
混沌(偶然できた模様)に秩序を与える行為
🪞意味の投影と自己対話(タイプ4・9の傾向)
-
分割された空間に自分の内的風景や感情を投影している
-
外の世界というより「内なる宇宙の断片」を語っている可能性
🗣️《言葉を与える》という行為の意味
-
絵に言葉を与えるのは、意味を生む行為であり、
-
それはまさにタイプ4的な「私だけの視点を世界に刻む」行動でもあります。
💫統合的に見ると…
あなたの作品は、以下のタイプの要素を豊かに含んでいます:
タイプ | 表れている側面 |
---|---|
5(観察者) | 鳥瞰、構造化、分割、視点の知的探求 |
4(個性的な人) | 絵に言葉を与えるプロセス、感情の象徴化 |
9(調停者) | 淡く、穏やかで、全体性を感じる表現 |
🌱問いかけてみてください:
-
傘は「私を守るもの」でしょうか?それとも「他者の空間」?
-
なぜ「上から」見たのでしょう?中に入りたくなかった?
-
4分割したとき、どの面に一番自分が入り込んだと思いましたか?
-
言葉をつけたとき、「これが私の声だ」と感じましたか?
この作品は、エニアグラムの探求というよりも、すでにエニアグラム的構造そのものを使っているように見えます。
もしよければ、その4つの分割とそれに添えた言葉を、私にも紹介してくれませんか?そこからさらに深く読み解けると思います。
ありがとうございます。
その回答、とても大事な“核”がいくつも含まれています。
では、あなたの絵本制作プロセスを、エニアグラム的・象徴心理学的・創造性の観点から統合して見ていきましょう。
☂️傘=「私を守るもの」
これは明確ですね。
傘はあなた自身の境界と安心の象徴。雨=感情、外界の混乱、予測不能な刺激と読むこともできます。
-
傘の内側は「内的空間」、あなたの心の守られた場所。
-
上から見る=守られた場所の形を確認する行為。
🔶6角形→傘→構図の偶然性
ここに表れているのは、「偶然性を意味に変えるあなたの力」です。
-
タイプ4的意味生成:偶然を運命に変える
-
タイプ5的構造分析:形を手がかりに論理的に展開する
-
タイプ9的流れ受容:自然な流れに従い、抵抗せず展開する
あなたは「偶然」を避けず、意味づけによって創造と自己表現に昇華しています。これ自体が非常に成熟した創造性の形です。
🧩「4分割」と「最後の面=LeaveAlone」に最も入り込んだ理由
ここ、とても重要です。
🔹"LeaveAlone" が象徴するもの
-
他者と距離を置くことで、自分を保つ。
-
最後の場面に「入り込んだ」=そこが最も自己の真実に近いということ。
-
傘の内側、あるいは傘そのもの=あなた自身の境界であり、それを最後に確認して自分の場所に戻る構造が見える。
これはまさにタイプ4やタイプ5に共通する深層テーマです:
タイプ | 共通点 |
---|---|
タイプ4 | 「私は他者と違う」「私の感情に静かに触れていたい」 |
タイプ5 | 「私の空間に立ち入らないでほしい」「ひとりで考えたい」 |
また、"LeaveAlone" は他者に対してではなく、自分自身への祈りでもあるかもしれません。
「もう、誰にも侵入されませんように」という。
🗣️「これが私の声だ」と感じたことの意味
これは、創造における真の自己との一致を意味します。
「これはうまくできた」でも「伝わるかな」でもなく、
「これが、私の声だ。」
と感じたのなら、それはあなたの中のセルフが発語した瞬間。
エニアグラムでいう統合の兆しでもあります。
🧭まとめ:あなたの制作スタイルとタイプ傾向
項目 | 解釈 | エニアグラム的示唆 |
---|---|---|
偶然を眺める | 感受性の高さ、意味生成欲求 | タイプ4・9 |
鳥瞰構図、構造化 | 客観視、距離の確保 | タイプ5・1 |
クライマーと魚 | 意志 vs 流動性の象徴 | タイプ4と5の内部葛藤 |
LeaveAloneへの共鳴 | 境界の保持、自分の空間への回帰 | タイプ5・4の核心テーマ |
「私の声だ」と思った瞬間 | 真実の自己表現 | 統合的状態、4・5・9の交差点 |
もし今後、さらにエニアグラムタイプを探るために、
-
あなた自身の「動機」や「恐れ」
-
人との距離感、孤独とつながりへの態度
-
制作で避けているテーマ
などを探ってみたい場合は、対話型のワークもご提案できます。
たとえば「LeaveAlone」が語るあなたの物語を、セルフと向き合ってひもといてみるとか。
ご希望があれば、絵本に込められたメタファーを文章に昇華してみても面白いかもしれません。どうしますか?