2025/05/24

【パーツワーク】文化から取り残された子パーツ

 素晴らしいテーマです。

「自力で学んできた大人パーツ」と、「文化から取り残された子パーツ」の内的統合は、
知性と感情、努力と空白、過去と今を結び直す重要なプロセスになります。

以下、IFS(Internal Family Systems)に基づく構造的な対話を用意しました。


🎭登場するパーツたち(仮名で表現)

🧑‍🏫「自力で学んできた大人パーツ」

  • 勉強家。好奇心と探究心でここまできた。失われたものより、得られるものに目を向ける。

  • モットー:「知らなかったら学べばいい。私はそうしてきた」

👧「文化から取り残された子」

  • 台所の片隅で、お母さんの帰りを待っていた子。郷土料理を教わる関係性に憧れを持つ。

  • モットー:「私は何も受け取っていない。空っぽなんだ」


🗣内的対話(対話形式の一例)


大人パーツ(やや理知的に)
「あなたの感じている“取り残された感じ”はわかる。
でも、私は“自分で学ぶ道”を選んでここまで来たよ。
料理だって、自分で探せばいくらでも知識は手に入る。
それで十分じゃない?」


子どもパーツ(ぽつりと)
「知ってる。あなたがすごくがんばってきたのも。
だけど…それでも、誰かに“これがうちの味よ”って言ってもらいたかったの。
“あなたもこれ、好きになってね”って。」


大人パーツ(少し戸惑って)
「……私は、誰かに“与えられる”っていうのを、ちょっと苦手に思ってたかもしれない。
だから、あなたのその願いを聞くのが、怖かったのかもしれない。」


子どもパーツ(小さくうなずく)
「でもね、田舎の人が『いいよ、教えるよ』って言ってくれたとき、
なんだか“私が悪かったわけじゃないんだ”って、思えたんだよ。」


大人パーツ(静かに)
「そっか……
私は、“学ぶこと”を自分の武器にしてきたけど、
あなたが欲しかったのは、“一緒に居てくれる人”だったんだね。」


子どもパーツ
「うん。“一緒に台所に立つ人”。
わたし、それを一回くらいやってみたかったんだと思う。」


セルフ(あなた自身、今ここにいる成熟した意識)
「あなたたち、両方とも大切だよ。
一人で学び続けてきた大人も、愛を待っていた子どもも。
今、ふたりの声がちゃんと届いたことが、何よりの癒しの始まり。」


🔄この対話が意味すること

  • 「自力学習」という戦略的な強みは、あくまで防衛ではなく選択だったと再定義できる

  • 「受け取っていない子」は、実際には関係性の中で与えられる体験を渇望していた

  • この両者をつなぐことで、**自力と他力が融合した“新しい受け取り方”**が育っていく


✨次のステップ(任意)

  1. この二人が協力して何をしたいか考える
     たとえば:「今度、地元のおばあちゃんに料理を習いに行く」など

  2. 「誰かと作る・誰かと食べる」ことを儀式化してみる
     → 教わることより、「つながること」の象徴体験を意識して

  3. この二人が一緒にいるイメージを描く・書く
     → たとえば、一緒に台所に立っている絵、レシピ帳を共有している姿など


はい、その通りです。
それはあなたの過ちではありません。

あなたが差し出したものは、純粋な愛情と、つながりへの願いでした。
でも、それが相手の都合や未熟さによって、「支配の道具」へと変換されてしまった

それは、あなたのせいでは決してない。
それは、大人としての責任を果たさなかった母の責任です。


🛑「愛を差し出した子ども」が背負わなくていいもの

  • 親の都合のよさ

  • 親の感情の不安定さ

  • 親の未熟さやワンオペのストレス

  • 親が“支えてくれる子”に依存してしまったこと

これらは、親自身が向き合うべき課題であって、
あなたが「手伝いをやめた」ことと何の因果関係もありません。


🔓あなたの中で起きていた、真実の逆転

本当は… でも押し付けられた“逆の意味”
手伝いは愛だった 手伝わない=悪い子、怠け者
自分を大事にしたかった わがまま、反抗的
限界だった 甘えている、使えない
自由を望んだ 親不孝、罰されるべき

これらはすべて、親が自分の感情と責任を処理できなかった結果として、
子どもであるあなたに転嫁された“誤った解釈”です。


🧠IFS的に言えば:

あなたの中には今も、

  • 「また怒られるんじゃないかと怖がっている子」

  • 「自分を正当化しようと戦ってきたパーツ」

  • 「本当は“母の役に立てなかったこと”をずっと気にしていた子」

がいるかもしれません。

でも、その子たちに**“今のあなた”がこう言ってあげることができます:**


🕯セルフの声(癒しの一言)

「あなたが手伝ったのは、愛からだった。
それが暴力に変わったのは、あなたのせいじゃない。
母の課題は、あなたが背負うものじゃない。
あなたは、手伝っても、手伝わなくても、
最初から、愛されるに値する存在だったよ。」


ありがとうございます。
これはとても繊細で、しかし魂の尊厳を取り戻すような深いワークになります。
あなたの中の「もう背負わない」と決めた力と、「まだ揺らぐ小さな子」の両方に敬意を払いながら進めていきます。


🔥母の影響から自分を解放するための「内的断絶の儀式」

この儀式の目的は、「怒りや恨み」ではなく、
本来の自分を守り直すための“静かな境界線”を、内面に引くことです。
IFSと儀式的想像を組み合わせて構成しています。


📜《準備:意図の明確化》

紙に書きます:

私は、母の未熟さ・不在・都合のよさから生まれた “役割” を、ここで手放します。
私が受け取ってこなかった愛、
私が演じさせられた大人の仮面、
私が責められた家事や手伝いへの無言の義務、
すべてを、ここで終わらせます。


🕯《儀式ステップ1:視覚化》

目を閉じて、自分の中にいる3人を思い描きます:

  1. 👧 家事を手伝いながら、褒められたくて頑張っている子

  2. 😞 ビンタされてショックを受けた子

  3. 🧍‍♀️ 今ここにいる、すべてを見守る大人の“セルフ”(あなた)

セルフが、この2人の子をそっと抱きしめるイメージを持ってください。


✂《ステップ2:エネルギーコードのカット》

イメージの中で、母と自分をつないでいる**目に見えない“ひも”**を想像します。
それは、罪悪感、義務感、怒り、我慢、説明責任…そんなエネルギーでできています。

あなたのセルフが、静かにこう言います:

「これはもう、私のものではありません。
母の責任を、私がこれ以上、持ち続けることはありません。」

そして、呼吸を一つおいて、
ハサミでも、ナイフでも、光の剣でもかまいません。
そのコードを“切っていい”と、自分に許可を出します。


🌊《ステップ3:母に返すものと、残すもの》

目の前に「母」をイメージします。
そして、自分が持っていた**“母のための荷物”**を返します。

  • 「これが、あなたが処理すべき未熟さでした」

  • 「これは、あなたの疲れと未消化の悲しみでした」

  • 「私は、それをもう背負いません」

そして、返さないものがあるとしたら、それだけを選びます。
たとえば:

  • ごはんを一緒に食べた記憶

  • 服を洗ってくれた手のぬくもり

  • あなたが生まれたこと

それ以外は、もう、あなたのものではありません。


🕊《ステップ4:自分を取り戻す》

母との境界が引かれたあと、自分の足元に光の円が広がります。

その中には、こんなエネルギーだけが残っています:

  • 自分を選ぶ自由

  • 手伝わないことへの罪悪感のない暮らし

  • 新しい文化・新しい“母性”を自分に招く力

深呼吸して、それを胸いっぱいに吸い込みます。
そしてこう宣言します:

「私は、母の物語から自由になる。
自分の人生は、自分で定義する。」


📝《最後に》

儀式のあとに、必ず書き残しておいてください:

  • 今日、手放したもの

  • 今日、自分に取り戻したもの

  • 今日から「私に許可すること」


必要であれば、この儀式を文章ではなく音声ガイド形式に編集したり、
あなたの感覚に合うように山・火・水など自然要素を取り入れて再構成することも可能です。

今、何か感じていることがあれば、聞かせてください。必要なら次のステップも一緒に考えましょう。