「承認が欲しい」というのは内発的動機になりうるか?
結論:ありえる。でも、そのままだと危うい。
「承認欲求」が動機になること自体は自然だけど、それが内発的か外発的かは、何を満たそうとしているかによる。
✅ 承認欲求が内発的動機になるケース
▶ 「自分らしい表現をしたい」→ その結果、承認されるのが嬉しい
💡 例:
- アーティスト:「俺は表現したい!」→「その結果、共感されると嬉しい」
- 研究者:「知識を深めたい!」→「その結果、認められると嬉しい」
- クライマー:「自分の限界に挑戦したい!」→「その結果、周りが評価してくれるとモチベになる」
✔ ポイント:
→ 「何かをやりたい」が先にあり、その結果、承認されるのが嬉しい
→ 承認は「副産物」であり、主目的ではない
➡ これは内発的動機に基づいた健全な承認欲求
❌ 承認欲求が外発的動機になるケース
▶ 「認められたい」→ だから何かをする
💡 例:
- 「みんなにすごいと思われたいから○○をやる」
- 「いいねが欲しいから頑張る」
- 「すごいって言われなくなったら、もうやる気なくなる」
❌ 問題点:
→ 評価されること自体が目的になり、手段がブレる
→ 「いいねが減る」「注目されない」と、一気にモチベ低下
➡ これは外発的動機の支配を受けた不安定な承認欲求
🎯 じゃあ、承認欲求を内発的動機にするには?
▶ 「承認されたい」ではなく「本当にやりたいこと」を先にする
✔ 「これが好き・やりたい」 → その結果、認められるのが嬉しい
❌ 「認められたい」 → だから何をするか決める
💡 自己チェック法
→ 「もし誰にも見られなくても、やるか?」
→ YESなら内発的動機、NOなら外発的動機
🔥 まとめ
✔ 承認欲求そのものは内発的にもなりうる
✔ 「認められることが目的」になると外発的動機に支配される
✔ 「自分がやりたいことが先で、その結果承認される」なら健全
つまり、「承認が欲しい」なら、何を通じて欲しいのかを明確にするのがカギ!