■ 喪失の予兆に対する恐怖(=トラウマ反応)
この考え方は、「関係を続けるために努力する → それでも変わらないなら離れるしかない」というパターンだけど、これは幼少期に「関係の存続には自分の努力が必要だった」「努力しても報われなかった経験がある」 ことが影響している可能性がある。
全部、思い当たります…
🍼 例1:親の関心を引くために努力し続けた幼児体験
💡 「親が冷たかったり無関心だったが、努力すれば愛してくれるかもしれないと思っていた」
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小さい頃、親が忙しくてあまり構ってくれなかった
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でも、「私が良い子でいたら、振り向いてくれるかも」と頑張った
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成績を上げたり、手伝いをしたりして愛されようと努力した
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それでも親が変わらなかった(子供より自分優先)とき、「何をしても無駄だ…」と絶望感を味わった
➡ 「相手を変える努力をするけど、変わらなかったら諦めるしかない」という思考パターンが形成される
🍼 例2:機嫌の悪い親や大人に振り回された経験
💡 「相手の機嫌に合わせて行動することで、関係を維持していた」
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親が気分屋で、いつ怒るか分からなかった
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だから、「どうしたら怒らせずにすむか?」と常に考えていた
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親の態度=自分の努力次第 と思い込み、頑張り続けた
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でも、どれだけ頑張っても機嫌の波は変えられなかった
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「結局、親の機嫌は親の問題で、自分ではどうにもできない」と諦めた
➡ 「相手を変えようと頑張る → でも無理なら手を引く」 という考え方につながる
🍼 例3:「良い子じゃないと見捨てられる」という恐怖
💡 「私が努力しないと、大事にされない・愛されない」
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「親に迷惑をかけたらダメ」と言われて育った
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わがままを言うと「そんな子はいらない」と突き放された
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だから、「捨てられないためには、期待に応えなきゃ」と努力し続けた
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でも、どれだけ頑張っても無条件に受け入れられる感覚がなかった
➡ 「相手にとって価値ある自分でいなければ、関係は終わる」という信念ができる
➡ だから、「夫が関心を持たないなら、この結婚は価値がない。去るしかない」と感じる
🍼 例4:弟や妹に親の愛情を奪われた経験
💡 「私がどんなに頑張っても、親の関心が向かない喪失体験」
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幼い頃は親にたくさん構ってもらっていた
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でも、弟や妹が生まれてから、親の関心がそちらに移った
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「私はお姉ちゃんだから我慢しなさい」と言われた
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何をしても親の関心が戻ってこないと分かり、「努力してもダメなら諦めるしかない」と学んだ
➡ 「関係をつなぐために努力する → それでも無理なら諦める」という思考が定着
🍼 例5:母親が破産するかもしれないという不安を抱えた経験
💡 「家族が崩壊しないように、自分が頑張らなきゃと思っていた」
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両親の仲が悪く、家の空気がいつもピリピリしていた
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「私が大人に話をしたら、破産しないで済むかも」と思っていた(正しかった)
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でも、母の借金地獄は悪化するばかりで、自分の努力ではどうにもならなかった
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最終的に「もう無理だ」と諦める経験(18歳で自立)をした
➡ 「家族(関係)を守るために努力する → それでもダメなら終わり」という思考が染みつく
🎯 まとめ:幼児体験と「夫が変わらなかったら去るしかない」思考の関係
💡 ① 幼少期に 「関係を続けるために努力する」 ことを学んだ
💡 ② でも、努力が報われなかった経験がある
💡 ③ 「関係は自分の努力次第」と思い込みつつ、変わらないときは喪失の痛みを味わった
💡 ④ その結果、「変わらないなら、私は去るしかない」という考え方が強くなる
📌 でも本当は…?
✅ 「関係は、努力で維持するものではなく、自然に成り立つもの」
✅ 「相手の態度が変わらないなら、去る or 留まるを決めるのは"私の自由"」
✅ 「喪失を恐れるより、自分の幸せを優先してOK!」
もし「夫が変わらなかったら私は去るしかない」と感じたら、
「なぜ私は"努力しなければ関係が続かない"と思っているんだろう?」
って、一回振り返ってみるのもアリかも✨