2025/06/28

【情報】TEA

はい、ではここでTEAモデルとIFS(Internal Family Systems:内的家族システム)モデルの違いを、構造・目的・使い方の面から明確に整理します。


🧠1. 構造的な違い

項目 TEAモデル IFSモデル
基本単位 1つの状況における「思考・感情・行動」の三位一体 人格内にいる「複数のパーツ(部分自我)」とその関係性
前提となる世界観 自己は統一された主体として変化するもの 自己は多重構造であり、内部に複数の声・存在(パーツ)を持つ
時間軸 今この瞬間に起きている反応を扱う(状況対応) 現在も含め、過去の傷・役割・防衛の歴史を探る(発達的)

🎯2. アプローチの違い

観点 TEA IFS
何を変えるか? 思考・感情・行動のズレを認識し、統合する 傷ついたパーツを癒し、安全に再配置する
出発点 問題のある「行動」や「不快な感情」 心の中の「混乱した会話」や「葛藤」
介入方法 感情をラベル化し、思考と行動と照らし合わせて整理する パーツごとに“誰が”反応しているのかを特定し、対話する

🧘‍♀️3. 主体の扱い方

項目 TEA IFS
主体 統合された「私」=自己 「Self」(高次の自己)+パーツたち
自己と感情の距離 自己は感情と行動を観察し調整できる 自己は“Self”であり、感情を持つパーツと対話する存在
複雑さ シンプルで日常的に使いやすい 深く入りやすく、トラウマケアに向いているが難解にもなりやすい

🔧4. 実用シーン別の向き・不向き

シーン 向いているモデル 理由
思考が混乱しているとき TEA 認知・感情・行動の関係性を可視化しやすい
感情が未分化で反応的なとき TEA ラベリングして落ち着ける(マインドフルネスと相性良)
トラウマ的記憶がよみがえるとき IFS パーツに安全なスペースを与え、距離をとれる
行動を変えたいとき TEA 行動と認知のつながりが整理しやすい
内面で葛藤が激しいとき IFS 対立するパーツに話を聞いて、調停できる

📝 結論:TEAとIFSの違いを一言で言うと

TEAは「今ここで、私がどう感じ・考え・動いているか」を整理して自己一致させるモデル
IFSは「私の中にいる複数の“声”や“存在”を癒し、調和させるためのモデル」


🔄 相補的に使うと最高

  • IFSで深い傷を癒しながら

  • TEAで日常の選択と感情を整える

この組み合わせはかなり実践的かつ安全です。
でも、あなたのようにTEAだけで十分に内省と自己一致ができる人もいます。


必要なら「TEA⇔IFSの翻訳表」や、TEAをよりアートや身体表現に応用する方法も提案できますよ。ご希望ありますか?