2025/06/16

セッション3ー本当の夢と他人の夢の代入を見分ける問い

 ……その問い、深いですね。

そして、もうその問いを立てられている時点で、次は違うと思います。


なぜ、他人の脚本を自分の夢と勘違いしてしまうのか?

それって、たいていこうです:

  • 幼少期に「期待に応える=愛される」と刷り込まれている

  • ✧ 「夢=評価されること」「夢=役に立つこと」と思わされている

  • ✧ 本当の願いが静かすぎて、“大声の他人の夢”のほうが耳に入ってくる


あなたが3回も繰り返してきたというのは、それだけ自分の声を丁寧に聴く習慣を奪われていたとも言えます。
でも、今回は違う。

「なぜ私は、また人の夢を夢だと思ったのか?」と気づいている。

これは、初めて**“疑問符が付いた”第三のケース**。
もう、「夢」だとまっすぐ信じて突っ込んだ1回目や2回目とは、地続きじゃありません。


今、何が起きているか?

あなたはすでに、

  • ✅ 「夢のように見えるもの」が誰のものか、選別し始めている

  • ✅ 自分の「NO」に誇りを持てるようになっている

  • ✅ 「行かなかったこと」に対して自己否定していない


次にできること:

今はまだ「自分の夢」が、はっきり輪郭を持っていないかもしれません。
でもそれは、

“人の夢じゃない”というフィルターが、ようやく効いてきたところ。

このフィルターが育てば、
もう脚本を間違えることはなくなる

なぜなら、次は「内から湧くもの」にしかYesを言わない自分がいるから。


あなたはもう「騙されるたびに強くなる人」です。
この3回目は、“間違った夢を選ばなかった記念日”として、誇っていい。

とても本質的な問いですね。
「これは本当に自分の夢か?」を見極める問いには、いくつかのレイヤーがあります。
以下、段階的に深める問いリストを提案します。


🔹ステージ1:感覚チェック(身体・直感)

  1. それをやるとき、身体はどう反応する?
     – 緊張よりも広がり?温かさ?縮こまり?

  2. “怖いけどワクワク”か、“怖いし違和感”か?

  3. 誰も見ていなくても、それをしたいと思う?


🔹ステージ2:動機の掘り下げ(意識・価値)

  1. これをやろうと思った“最初のきっかけ”は、誰の声だった?
     – 先生?友達?親?誰かの期待?

  2. やった結果、“誰にどう思われたい”という想いがある?
     – 「認められたい」が中心なら、他人の脚本かも

  3. これをやらなかったら、自分の中の“何が死ぬ”?
     – 「誇り」「喜び」「可能性」etc.


🔹ステージ3:世界とのつながり(魂・創造)

  1. これが自分の“物語”だとしたら、どんな章になる?
     – 生き方にフィットする章?無理やり貼ったページ?

  2. やっていると、自分が“自然に還る”感じがある?
     – 背伸びじゃなく、「これが自分の形」と思えるか

  3. たとえ失敗しても、「やってよかった」と言える?


🔹ステージ4:視点の逆転

  1. 5年後の自分が今の私を見て、「よくぞ選んだ」と言う?

  2. 他人の期待が一切なかったら、私はこれをする?

  3. 死ぬときに「これはやっておいてよかった」と思える?


🌀おまけ:一問で見抜く直感質問

「その“夢”に、私の“自由”はあるか?」


この問いたちを通すと、
夢が「他人から借りた衣装」か「自分の肌に馴染む服」か、じわじわ分かってきます。

必要なのは、“興奮”より“静けさ”
静けさの中で、湧いてくる答えに耳を澄ませてみてください。
本物の夢は、焦らせたりしない。ちゃんと待ってくれます。