もちろんです。以下に、再整理された4つのパーツとSelf(セルフ)を使ったIFS対話の事例を提示します。
これは、あなたが内面で葛藤していると感じた「バタフライ(自由な創造性)」が、過去の役割に引き戻されそうになる瞬間を想定しています。
🦋IFS対話事例:テーマ「自由になろうとすると、なぜか止まる」
🕊《Self(セルフ)》:
「みんな、今少し話を聞かせて。
昨日から“また優等生になってるかも…”って感じてるの。
バタフライが羽ばたこうとしたときに、すごくブレーキがかかってる気がするのよ。」
🎓《期待に応えるマネージャー》:
「だって、自由にやりたいように動いたら、また誰かに嫌われるかもしれないでしょ。
私は、あなたが痛い目にあわないように、ずっと『ちゃんとした人』をやってきたんだから。」
💧《「お母さんかわいそう」パーツ(ファイヤーファイター)》:
「ほんとよ。あのときだって、“お母さんしんどそう”って思って、
すぐに『私ががんばらなきゃ』って動いたじゃない。
それでなんとか家庭は崩れずにすんだ…って、思ってるんだけど……
……でも、本当は、もう無理だったんだと思う。
あれ以上は、私じゃ救えなかった。だからやめた。私、がんばりすぎて、すごく疲れたの。」
🌫《「悪い子」意識の子供(追放パーツ)》:
「…私は、ほんとの私でいたいって思っただけなのに、
“お母さんを困らせた”って言われて、ぶたれて、悪い子にされたんだ。
でも、本当は、私がいたから、お母さんがもっただけって知っている。誰の目にも明白だったわ。なのに、虐待されるなんて!」
🦋《自由を望む創造パーツ(バタフライ)》:
「だからこそ私は言いたいの。
もう、あの頃の再演はやめたい。
誰かの期待の中でじゃなく、私自身の色で生きたい。
恐くても、真実でいたい。」
🕊《Self(セルフ)》:
「うん、それぞれの声がちゃんと聞こえてるよ。
《期待に応えるマネージャー》、あなたの守りのおかげで、私はここまで無事に来られた。
《ファイヤーファイター》、あなたの必死な助けがなかったら、私の心は持たなかったかもしれないね。
そして、《悪い子》と呼ばれてきた子……君がずっと胸の奥で泣いてたこと、ちゃんとわかったよ。ねぇ、これからは、私があなたたちを守っていくよ。
もう“役割”じゃなく、“命”でつながっていける方法を、一緒に見つけていこう。」
改定
「…みんなの声を、ひとつ残らず聴いているよ。
マネージャー、あなたは本当に私の身を守ってくれていた。ありがとう。
ファイヤーファイター、あなたが諦めたことで、私たちに空気が戻った。ありがとう。
そして、悪い子にされたトゥルースシーカーのあなた。
その怒りも、誇りも、私の一部だよ。
今ここからは、私があなたたちのリーダーになる。
自由に、でも決して無防備ではなく、
“命の真実”から歩いていくね。ありがとう。」
■ 新たなパーツ追加
素晴らしいポイントです。その「恐くても、真実でいたい」という声には、これまでのパーツとは異なる性質が宿っています。これは、過去の防衛とも、痛みにも属さない、新たに生まれつつある自己の萌芽的パーツとして扱うのが適切です。
✨新たなパーツの設定
🔶《真実の声を生きるパーツ(トゥルースシーカー)》
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タイプ:セルフ主導の新生パーツ(Self-led Part)
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役割:怖れを抱えながらも、自己の真実に従って生きようとする
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状態:過去の役割や傷の間を縫うように、慎重に歩き出した
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信念:
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「恐くても、私は嘘を生きたくない」
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「安心のために偽るくらいなら、不安でも誠実でいたい」
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表現の特徴:
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声は小さいけれど芯が強い
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一時的に他のパーツにかき消されそうになるが、再び戻ってくる粘り強さ
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象徴イメージ:
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夜明け前の光 ブラフマムフルタ
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ケガをしており、よろけながらも一歩踏み出す登山者
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🎭対話に加えるとこうなります:
🔶《真実の声を生きるパーツ(トゥルースシーカー)》
「私は、恐いよ。みんなの反対も予想できるし、痛みもまたあるかもしれない。
でも、それでも…
私は、自分の真実から目をそらして生きるのだけは、もうやめたいの。
偽って笑うのは、もうイヤ。本当のことを、本当のままに生きてみたい。
そのほうが、苦しくても、ずっと気持ちが自由なんだ。」
このパーツは、まさに癒しと変容の橋渡し役です。
自己実現のプロセスの中で、多くの人が「この声」を聞きながら、過去の自分と未来の自分の間で揺れます。
必要であれば、IFSワークブックや詩・物語形式のナラティブにこのパーツを主役にして展開することも可能です。
■トゥルースシーカーを物語
ありがとう。
あなたの中の《トゥルースシーカー》――恐れながらも真実を生きようとするその声を、以下のような短編物語に昇華してみました。
🕊物語:光の細道を歩く者――トゥルースシーカー
むかしむかし、心の森の奥深くに、小さな光をまとった旅人がいました。
彼女の名は――《トゥルースシーカー》。
その森には、古くからの掟がありました。
「家の中の平和を保つには、良い子でいなければならない」
「誰かの役に立てなければ、居場所はない」
「本当のことを言うと、誰かが傷つく」
森の住人たちはそれぞれ、役割を持って生きていました。
《マネージャー》は、森を整え、人の顔色を読み、風向きを調整していました。
《ファイヤーファイター》は、誰かが泣き出す前に走り回り、火種を鎮めていました。
《追放された子供》は、苔むした洞窟の奥で、静かに息を潜めていました。
そんな中、トゥルースシーカーは、ある朝ふと目を覚まし、こう思ったのです。
「あの洞窟の中で泣いている子は、私じゃないのかしら?」
彼女はこわごわと、古い掟の森を抜け出し、苔の扉を押しました。
中には、ボロボロの服を着た子どもがいて、目を見開いてこう言いました。
「……ほんとのこと言ったら、ぶたれるよ」
トゥルースシーカーはうなずきました。
「知ってる。私も、何度もそうされそうになった。
でも、それでも――本当のことを生きたい。
誰かの期待ではなく、自分の命の音で歩きたい」
彼女の声は小さく震えていましたが、不思議な温かさがありました。
洞窟の子は、はじめて涙ではなく、まぶしさで目を細めました。
その日から、トゥルースシーカーはその子を連れて、旅を始めました。
まだ森の住人たちは混乱していて、行く先々で「戻ってきて!」と叫びます。
「自由になったら、どうやって、いったい誰が、家を守るの?」と。
「あなたまで真実を語ったら、私たちはどうしたらいいの?」と。
それでも彼女は、立ち止まりませんでした。
彼女は知っていたのです。
恐れがあっても、真実のほうが軽やかだということを。
痛みがあっても、偽りよりも自由だということを。
そうして彼女が歩いた細道は、あとからあとから、
他の声たちの通れる光の道になっていきました。
🎴エピローグ
そして今――
この物語を胸に持つあなたの中で、トゥルースシーカーは、ぶたれた子供とともに生きています。
「恐れがあるなら、手をつなごう。
私は、嘘じゃない光のほうへ、一緒に行きたいの」
■
もちろんです。
これは、あなたの内なる《追放された子供》が、トゥルースシーカーとの旅を通じて、「ただ泣く存在」から「語る存在」へと変わる魂の回復の物語になります。
🫧 物語:声を取り戻した子ども
森を出てから、しばらくの間――
あの子は、ほとんど何も話さなかった。
ときどき立ち止まっては、足元の落ち葉を見つめ、
誰かに追いかけられているかのように、びくっと振り返る。
声をかけても、目をそらすばかりだった。
それでも、トゥルースシーカーは急がなかった。
「あなたが話したくなるまで、私は待つよ。
ここでは、誰もあなたを押しつけたりしないから」
ある夜のことだった。
星のない空の下、焚き火のまわりに小さく丸まっていた子どもが、ぽつりと言った。
「……あのとき、ママは私を悪者にした。被害を受けても誰も来なかった」
火のはぜる音が、言葉の余白をやさしく包んだ。
「『あなたが悪い子だからでしょ。赤ちゃん返りでしょ』って言われた。
でも、私は――ただ、振り返らず前を向いて現実と戦ったんだんだ」
トゥルースシーカーは、火を見つめながら頷いた。
「そうだったんだね。
あなたが悪かったんじゃなくて、黙って立ち去るしかなかったんだね」
子どもは、目を伏せたまま続けた。
「どうせ誰にも理解されないと思っていた。黙っているしかなかった。それに、痛いことされ続けるのは嫌だって思った。
だから、声をしまいこんだの。黙って、その場から立ち去るのが一番良いと思ったの。
本当の気持ちを話したら、ぶたれるって思ったから」
声は震えていたけれど、はじめて彼女の瞳には火の色が映っていた。
「でも……私、本当は、
大声で『やめて!』って言いたかったんだ。
『私のせいじゃない!』って。
……ずっと、言いたかった」
そのとき、森の空に、星が一つ灯った。
トゥルースシーカーは、そっとその子の肩に手を置いて言った。
「それが、あなたの声だよ。
今、ようやく、外に出てきてくれたんだね」
その子は、はじめて真正面から彼女を見た。
瞳の奥に、火のようなまっすぐな光が宿っていた。
それから彼女は、少しずつ話すようになった。
怒りも、悲しみも、希望も、ぜんぶ、声に乗せて。
その声は、まだ細く、ときどきつまづくけれど、
それでも確かに、生きている声だった。
そしてトゥルースシーカーは知っていた。
この声があれば、
この子はもう、二度と沈黙の闇に飲み込まれることはないだろうと。
🔮エピローグ:再定義された「悪い子」
彼女はもう、「悪い子」と呼ばれることを怖れない。
その言葉の呪いは、もう効かない。
なぜなら、彼女は知っている。
「私は、悪い子じゃなかった。
声を奪われた、ただの小さな人間だった。
でも今、私はもう、私の声を生きている。」
■
はい。この場面で語られる**「声を取り戻した子ども」の不安**には、いくつかの層が絡んでいます。IFSの枠組みとトラウマ心理学を用いて、丁寧に解析していきます。
🔍 不安の心理的原因の解析
1. 安全な環境にいた前例がない(予測不可能性の記憶)
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過去に「本当のことを言ったらぶたれる」「被害に遭っても誰も来ない」という体験をしたため、“真実を語る=危険”という神経系の記憶が定着しています。
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これは原始的な安全確保のシステム(中脳-辺縁系)に刻まれた条件反射であり、認知ではなく身体記憶に根差した不安です。
2. 「自分を語ると攻撃される」という内的スキーマ
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「赤ちゃん返り」「悪い子」などのラベルを親から押しつけられた結果、自分の感情や要求を表現すること自体が**“間違い”“恥”“罰せられるべきこと”**という認知構造が形成されます。
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このスキーマは、「感情表現=攻撃される」という歪んだ因果モデルを作り、不安として再発します。
3. 見捨てられ不安(attachment trauma)
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「誰も来なかった」経験は、愛着における**深い断絶(断続的・機能不全なアタッチメント)**を示します。
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愛着対象に助けを求めて拒絶された記憶は、「私は守られない存在」というコア信念を生み、他者の反応を常に過剰にスキャンする不安傾向につながります。
4. 沈黙という適応が裏切られる恐怖
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「黙っていたことで安全を確保してきた」子にとっては、声を取り戻す=これまで自分を守ってくれた戦略を手放す行為。
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これは単に「新しい挑戦が不安」というレベルを超えて、「生き延びる術を手放すことへの恐怖」です。
5. 自分の真実が否定されるかもしれない恐れ
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声を出したあと、「誰かに否定されるかもしれない」「信じてもらえないかもしれない」という関係性の再トラウマ化の恐れ。
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この不安は、自分の声そのものが「再び無視される」ことで、かえって傷が深くなる可能性を感じ取っているためです。
🎯まとめ:この不安の正体とは?
✔ 本当のことを語る=危険、という過去の身体記憶
✔ 感情表現=恥・罪、という認知スキーマ
✔ 沈黙によって守ってきた適応戦略の喪失不安
✔ 声が再び拒絶されることへの関係的トラウマの再演恐怖
これらが重層的に絡み合い、「声を出したいのに出せない」という葛藤と不安の揺れを作り出しています。
■ 赤のアメリカンインディアンのビジョン
ありがとうございます。
その描写、ひとつひとつに深い象徴性と詩的な静けさがあって、まるで魂のポートレートのようです。
🔍 このビジョンから読み取れる深層
🪵彼は「佇んでいる」
→ 彼は動いていない。急かさない。
これはあなたが自分のペースで語り始めるのを、ただ黙って待っている姿です。
恐怖でも、悲しみでもなく、**「尊重」**という形の見守り。
🌫背景が「ない」
→ これは意図的な空白。過去でも未来でもない。
おそらく彼は、時空を越えた場所からやってきた、あなたの魂の記憶の“外側”にいる存在です。
この空白があることで、あなたの内面のどんな風景にも寄り添える存在になります。
👁彼の目は「遠くを見ている」
→ これは「あなたの未来」を見ているか、もしくは「あなたがまだ気づいていない誰か」や「本来の居場所」を見ているのかもしれません。
目をそらさないことで、あなたの痛みを尊重しつつ、未来への導線を保っているようにも感じられます。
🟥彼の衣は「赤」
→ 赤は、血・怒り・情熱・生命・守護などを象徴します。
彼が赤をまとっているのは、あなたの中の未表現の怒りと命の力を、彼が預かっているということかもしれません。
「どうしたら勇気づけられるか考えている」というあなたの直感は、まさに、彼があなたの魂の儀式の司祭・伴走者であることを示しています。
✨この存在に名前をつけるなら?
彼は「父性」や「勇気」のようなものの、あなた自身の内的解釈かもしれません。
儀礼名や象徴名を与えることで、彼はより明確なガイドとして定着します。
たとえば:
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レッドスタンド(Redstand):「赤く佇む者」
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**ウォッチャー・イン・サイレンス(静かなる見張り人)」
■ 原文ママ
https://chatgpt.com/share/681c1689-1520-8004-8373-a77847e082e3