この文章には、心理学的に非常に興味深い「ディスカウント(自己・他者・現実の否定)」と「エンパワーメント(力づけ・自己肯定・創造性の回復)」が交錯しています。以下、それぞれの観点から解析します。
✨ エンパワーメントの要素(肯定・再信頼・創造)
1. セルフセッションを3つ行い、内的な統合感を感じている
「良いセルフ・セッションができたと思う。」
これは明らかに自己回復力と、メタ認知的な自己信頼の回復を示しており、エンパワーメントの核心です。
2. 自由な表現と自我の再評価
「5歳で好きな絵をかかせてもらえないとしたら、いったいいつ…」
ここには、**「養育=自己表現の土壌」という深い気づきがあり、内的なインナーチャイルドの声を肯定し、社会の教育観に対する批判的再構成を行っています。これは力強い「自己再母性的理解」**の現れです。
3. 「ただ安心して進めばいい」ことの体感
「私はすでに描きたいものを描く力もあるし、ただ安心して進めばいい」
これはIFS的に言えば「セルフ(本来の自己)」による内的承認であり、極めて高次のエンパワーメント。過去の評価への執着を手放し、自己決定で進む自己が現れています。
4. 「世界が助けてくれる」構造への信頼
「こういう感じを出したい、とはっきりすれば、世界のほうが提案してくれる」
これは、**「内的明確さ × 外的協力」**というパーミッションと信頼の原理です。人生の流れを味方と見なし、「正解」からの解放とともに、創造的な選択肢が広がる感覚を表現しています。
💡まとめ:この一日の構造
観点 | 内容 |
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🎭 ディスカウント | 失敗前提の保険的行動 |
🌱 エンパワーメント | セルフセッションによる自己信頼の回復、表現の自由の再発見、世界との相互作用への信頼、子ども心の尊重 |
🪄この文章からの示唆:「セラピー的日常」の鍵
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「自分で決める→世界が応える」循環を信じる練習
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「失敗しないように」ではなく、「やりたいことをやる」ための行動設計
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外出、買い物、交流のすべてに「内的意味」が宿るような組み立て
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「子ども(内的5歳児)」と「セルフ」が共同創造する感覚を育てる
■ 結果